【お米の歴史って日本の歴史🌾🍚】


今日8月18日は
『お米の日』🌾🍚

他にも
「8月8日」
「毎月8日」という
『お米の日』もあるようですが‥‥…

でも今日8月18日の
『お米の日』の由来が
一番しっくりします🌾🍚

制定の由来は、
「米」という漢字を
分解してみると……
「八十八」になるからだそう✨

八十八歳を祝う
「米寿」も同じ由来👍

また……
お米を作るのに
「八十八」の作業行程が
必要と言われていることからも……

今日8月18日が
『お米の日』と
なったと言われてます🍚

てなことで……


今日は日本人の食生活には
欠かすことの出来ない
『お米』について
掘り下げてみました……

【日本人の主食『お米』】

弥生時代には
基本的には身分の差はなく、
どの人間も等しく
「焼き米」を食べていました‥‥‥

奈良時代になると
貴族が生まれ、
貴族が『お米』を主食とし、
庶民は雑穀を食べるという
主食格差が生まれることに‥‥‥

精米した「白米」が
食べられるようになったのは
江戸時代に入ってから‥‥‥‥

「白米」は最初は
支配者階級のみに許される
贅沢品だったのですが……

江戸時代後期になると
江戸の庶民も「白米」を
食べられるように‥‥‥

しかし、
それも江戸の庶民のみの話で、
全国的に見ると、
まだまだ「白米」が庶民に
浸透しているとは言えなかったよう‥‥‥

逆に江戸の庶民が
「白米」ばかり食べるので、
ビタミンB1が不足して、
「脚気(かっけ)」になるという
事態が起きていたくらいです‥‥‥‥

このため「脚気」は
「江戸患い(えどわずらい)」なんて
呼ばれていたんだとか‥‥‥

やはり、玄米などの
栄養素は侮れませんよね☝

【『お米』づくりの起源】

稲作の歴史は非常に古く、
なんと縄文時代から‥‥‥

中国から九州へと
伝わったとされる
稲作技術によって、
少なくとも3000年以上前から
日本人が『お米』を
作っていたことが
明らかになっています‥‥‥

最も古い田んぼ(水田)としては、
約2500年前のものが
岡山県で発見されています‥‥‥

そして縄文時代から
弥生時代にかけて、
『お米』づくりは
日本中に広がりました‥‥‥

ところで、
どうして日本中で稲作が
行われるように
なったのでしょうか??

一番大きな理由としては……

日本の気候なんですね……

雨が多く降る季節(梅雨)と
雨が少なく暑い季節(夏)がある
日本の気候が『お米』づくりに
適していたのです……

四季がある風土の
日本だったからこその
「お米」の文化だったんですね‥‥‥

【『お米』の語源】

「こめ(米)」という言葉の
語源については
様々な説があります‥‥‥
⬇⬇⬇

🔘「込める・籠める」からの説

古来より『お米』は
日本人にとって
非常に大切な穀物でした‥‥‥

そのため様々な儀式や祭礼に
使われていました‥‥‥

つまり『お米』とは‥‥‥
神聖なもの・神秘的な力が
「こめられた」存在であり、
そこから転じて
「こめ」と呼ばれるように
なったという説‥‥‥

🔘「小さな実」という意味から説

『お米』とは
そもそも稲の実であるわけですが、
その「小さな実」を指す
「こみ(小実)」「こめ(小目)」
という言葉から転じて
「こめ」になったという説‥‥‥

などが有力な
お米の語源のようです……

【『お米』の量を表す単位】

『お米』の量を表す際に
今でも一般的に
用いられているのが
「合(ごう)」という単位
(1合=約180.39ml)

『お米』1合が
およそ1食分の量にあたると
考えられてきました‥‥‥

10合=1升(しょう)
100合=1斗(と)
1000合=1石(こく、ごく)

「斗」という単位は
「一斗缶(18㍑)」

「石」は1000合ですが、
1石は1人の人間が
1年間に消費する
お米の量と捉えてきました‥‥‥

1食が1合で、
1日3食だから3合
3合×365日は1095合
おおむね1000合というわけ👍

良く出来てますよね😉

他にも
俵(ひょう)という単位があります‥‥‥

わらで編んだ円柱形の
俵(たわら)1つ分のこと‥‥‥

1俵=4斗=400合にあたり、
重さにすると
1俵=60kgに換算されます‥‥‥

《お米の単位》

1合 (ごう)= 約180.39ml
1升 (しょう)= 10合
1斗 (と)= 10升 = 100合
1石 (こく)= 10斗 = 100升 = 1000合 
1俵 (ひょう)= 4斗 = 400合 


『お米』の収穫量に基づく
石高制(こくだかせい)っご存じ??

江戸時代の日本においては、
その土地から
何石分のお米が取れるか?? 
という観点で土地の
生産性・価値を表しました‥‥‥

これを
「石高制」と呼びますよね……

例えば‥‥‥
「加賀百万国」とは、
加賀藩の領地全体で100万石の
お米が獲れるという意味……

お米が沢山獲れるということが
日本においては古くから
非常に重要なことだったんです……

また石高は課税の基準‥‥‥

石高に応じて
「年貢(ねんぐ)」が定められ、
その土地の農民は
その量のお米を年貢米(ねんぐまい)
として納めてました‥‥‥

【『お米』にまつわる儀礼や風習】

日本人にとって『お米』とは
単なる食べ物ではありません‥‥‥

様々な儀式や風習など、
日々の生活様式にも
深く関わる特別な存在‥‥‥

『お米』が
沢山獲れることを祈願し、
お米が食べられることに感謝をする‥‥‥

それは日本人が生活を
営んでいく上で
欠かすことのできない
精神の持ちようであると言えます‥‥‥

今も残る『お米』に関する儀式や
伝統行事をいくつかご紹介……
⬇⬇⬇

《新嘗祭(にいなめさい)》

秋に収穫された穀物を供えて、
神様を祭る儀礼


戦後、
天皇制の儀礼が強い祝日は
廃止されてしまいましたが‥‥‥‥

毎年11月23日(勤労感謝の日)に
天皇が行う
大切な祭儀となっています‥‥

飛鳥時代に始まったと言われる
歴史ある儀式です‥‥‥

新嘗祭の中でも
天皇が即位して
最初に行なうものを
「大嘗祭(おおなめさい)」
と呼んでます‥‥

《田楽(でんがく)》

平安時代に成立した
日本の伝統芸能で、
田植えの前に豊作を
祈願して行う
「田遊び」から発達したもの‥‥‥

音楽と踊りで
『お米』づくりの様子を
表現するなど、
地域によって様々な形式で
今も受け継がれています‥‥‥‥

現在では東京・板橋の
「田遊び」など20数件が
重要無形民俗文化財に
指定されています‥‥‥‥

《御田植(おたうえ)花田植(はなたうえ)》

『お米』づくりの過程の中でも
特に重要視されてきたのが田植え‥‥‥

田植えの季節になると、
稲の生長と豊作を祈って
「御田植」「花田植」と呼ばれる
伝統行事が各地で行われ、
紺のかすりの着物に赤いたすきなど、
「早乙女(さおとめ)姿」の
女性たちが苗を手植えする光景を
目にすることができます‥‥‥

《夏祭り・秋祭り》

全国各地で行われる
お祭りの多くは、
田の神に向けての豊作祈願、
または収穫感謝のために
行われてきたと考えられています‥‥‥

《相撲(すもう)》

相撲の所作(しょさ)である
「四股(しこ)」には
元々、大地を力強く
踏みしめることで
土地から災いを追い払い、
豊作を祈願するという
意味合いがあるそうです‥‥‥

遥か昔から、
主食であり、
神事や儀礼で大切にされ、
日本の土地の評価や課税にまでの
対象になった『お米』……

お米の歴史って……
まさしく、
日本の歴史ですよね……

そんな今日は『お米の日』👍


毎日、食べられて
「当たり前」でなく、
毎日、食べれることを
「有り難い」と感謝して、
あらためて『お米』の大切さを
見つめなおす日にしたいものです🍚🌾

素敵な一日をお過ごしください✨