【「似て非なるもの」の代表格??😅】


今日7月5日
『あなごの日』👍

サザエさんの
「アナゴさん」の
お誕生日とかではなく😅

「7(な)5(ご)」で
「あ(なご)」の語呂合せと
「あなご」は夏が旬で
「うなぎ」同様夏バテに
効果あることから、
寿司・弁当用穴子食材を
製造する企業が
『あなごの日』を制定 👌

しかし、
あのルックスで
永遠の27歳設定の
サザエさんの登場人物
「アナゴさん」も
興味深いので僕的には
掘り下げたいところですが‥‥‥😅


それは
別の機会に……😂

さて……

「穴子(あなご)」に
似ている食材として、
皆さんご存じ
「鰻(うなぎ)」がありますが‥‥‥


「穴子」と「鰻」は
何がどう違うのか??😅

皆さんは
疑問を持ったりしません??

価格が違う!!

たしかに!!😅

最近はあまりにも
「鰻」高すぎる😓
庶民は手が出んやんか~😩

そんなこんなで、
今日は『あなごの日』ですし……

「穴子」と「鰻」が
旬の時期を迎える前に
両ニョロロを
徹底検証ました☝

初夏に
旬を迎える「あなご」

土用の丑の日の「うなぎ」

どちらも、
美味しいですよね😋

たまに
ニョロロとした見た目なのか、
あの裏側の皮の感じが
ダメとかで、苦手な方も
いらっしゃるようですが……

もったいない!!😅

あんな美味しいもの
嫌いだなんて……😅

僕の母親は、
ニョロロ系がダメで
一度も口にしたことない‥‥‥😂

「うなぎ」と
「あなご」は形も
食感も似ていて、
中には味も似ていると
感じる人も多いそうです‥‥‥

でも「あなご」は
やはり「うなぎ」ほど
人気はありません‥‥😩

どちらも、
お寿司屋さんで
食べることができますが……

「あなご」の方が
値段が断然安いし‥‥‥

では、
「うなぎ」と「あなご」の
違いってマジに
なんなのでしょうか??

【見た目の違い】

「うなぎ」と「あなご」の
見た目の違いは‥‥‥

〈色 尾びれの先端の形状〉

うなぎ:
背中は黒色・お腹は黄色・ 
丸い形・尾びれが扇型

あなご:
全体的に薄茶色・
側面に白い斑点模様・
尾が尖ってる
 



【生物学的な違い】
 
「うなぎ」も「あなご」も、
どちらもウナギ目で同じ仲間

しかし、
「うなぎ」はウナギ科で、
「あなご」はアナゴ科なので、
違う魚なんです……

また、
英語では‥‥‥

うなぎ・・・eel
あなご・・・conger
(sea eel:「海のうなぎ」とも
呼びますけどね)

「うなぎ」も「あなご」も、
産卵場所は海🌊

しかも、
遠く赤道に近い
深海で生まれ‥‥

そして、
卵からかえった幼生が
稚魚になり……

日本近海に泳いでくる
ところまでは、
「うなぎ」と「あなご」の
共通しているポイント👌

しかし……
ここからが違うんです😅

不思議なことに、
「うなぎ」だけが、
海から川を遡っていくんです☝

しかし、
全ての「うなぎ」が、
川を遡っていくのではなく、
メスの「うなぎ」だけ‥‥‥😅

これには理由があって、
メスの「うなぎ」は
産卵に備えて、
自分を大きく成長させる
必要があるからなんです‥‥‥

川の上流は、
餌が豊富にあり、
身を隠す穴や
岩場も多いことから、
メスの「うなぎ」の目的地になる
ということなんです👍

母は強し!!😂

やはり
地球上生物は
人間含めて、
やはり女性には勝てません😅

したがって、
「あなご」は海水魚のままで、
「うなぎ」は淡水魚に
変わるということが、
両者の大きな違いなんですね☝

でも、
私たちの生活に
密接に関係しているのは、
見た目の違いや
生態よりも、
実際の栄養や味の違いですよね👍

【栄養の違い】

「うなぎ」と「あなご」の
主な栄養成分比較は以下の通り
⬇⬇⬇

「うなぎ」と「あなご」
(100g中)の成分比較

カロリー: 
鰻225kcal・穴子161kcal

タンパク質:
鰻 17.1g・穴子 17.3g

脂質 :
鰻19.3g・穴子 9.3g

炭水化物:
鰻 0.3g・穴子 ほぼなし

βカロテン:
鰻 1μg・穴子 ほぼなし

ビタミンA:
鰻 2400μg・穴子 500μg

ビタミンB1:
鰻 0.37mg・穴子 0.05mg

ビタミンB2:
鰻 0.48mg ・穴子0.14mg

ビタミンD:
鰻 18μg・穴子 0.4μg

ビタミンE:
鰻 7.4mg・穴子 2.3mg

カルシウム :
鰻130mg ・穴子75mg

コレステロール:
鰻 230mg ・穴子140mg

DHA :
鰻1350mg・穴子 661mg

EPA:
鰻 750mg・穴子 472mg
 

上記の
栄養素比較をみると……

やはり……
「うなぎ」が
多くの栄養素において、
「あなご」を圧倒しています‥‥‥

ちなみに、
「うなぎ」に多く含まれている
栄養素の効果を簡単に言うと‥‥‥

レチノール ‥‥肌の潤いを保つ
ビタミンB1‥‥疲労回復
ビタミンB2‥‥成長促進
ビタミンD‥‥カルシウムの吸収促進
ビタミンE‥‥老化を防ぐ
DHA‥‥脳の働きを良くする
EPA‥‥血液をサラサラにする
 
これらの栄養素を
豊富に含んでいる
「うなぎ」って、
まさに優良健康食品👌

栄養成分では、
「うなぎ」と
「あなご」に大きな違いが
あることがわかりました‥‥‥

では……

「栄養が違うのなら、
味も大きく違うのではないか??」
と思いませんか??

【味の違い】

「うなぎ」と「あなご」の
最も顕著な違いは‥‥

脂質の含有量!!👌

「あなご」より、
「うなぎ」の方が脂っぽく
コッテリしています!!

例えば……
「あなご」の天ぷらは、
人々に絶賛されますが‥‥‥


でも、
「うなぎ」の天ぷらって
僕は見たことありません😅

余談ですが……
「うなぎ」のお刺身がないのは
うなぎの血液に
毒素があるから💀

熱を加えて
毒素を無くさないと
人間の食には適さないので、
「うなぎ」は加熱料理が基本☝

さて
お話をもとに
戻しますが‥‥‥😅

この脂質の量が違うので、
味も違うと思いがちですが‥‥‥

実は、
食材の味を決めているのは、
「脂質」ではなくて、
「アミノ酸」☝

「アミノ酸」とは‥‥‥

私たちが生きていくために
必要な栄養素の1つに、
たんぱく質があります‥‥

そのタンパク質を
構成しているのが、
「アミノ酸」で
20種類あります……

その20種類の中で、
人間の体で作られないものを、
「必須アミノ酸」

人間の体で作られるものを、
「非必須アミノ酸」

「必須アミノ酸」は、
人間の体では
作られないものなので、
食品から積極的に
摂取しなければなりません☝

また、
私たちの味覚の中の1つに
「うま味」というものがあります……

その「うま味」を構成している
主な成分が、アミノ酸……

では……

「うなぎ」と「あなご」の
アミノ酸組成を比較
⬇⬇⬇

「うなぎ」と
「あなご」(100g中)の
アミノ酸組成(単位:mg)比較

イソロイシン :
鰻750・穴子 810

ロイシン :
鰻1200 ・穴子1400

リジン:
鰻 1500・穴子 1600

メチオニン:
鰻 470 ・穴子510

シスチン:
鰻 180・穴子 210

フェニルアラニン:
鰻 630・穴子 670

チロシン :
鰻540・穴子 550

スレオニン:
鰻 670・穴子 720

トリプトファン:
鰻 180 ・穴子180

バリン:
鰻 810・穴子 850

ヒスチジン:
鰻 670 ・穴子520

アルギニン :
鰻1000・穴子 1100

アラニン:
鰻 1000・穴子 1100

アスパラギン酸 :
鰻1600・穴子 1700

グルタミン酸:
鰻 2200・穴子 2400

グリシン:
鰻 1100・穴子 960

プロリン :
鰻680 ・穴子610

セリン :
鰻560・穴子 640
 

上記を見てもわかるように、
「うなぎ」と「あなご」に、
味の決め手となる
「アミノ酸」の組成数値に、
ほとんど差が無いのです😅

ということは……

「うなぎ」と
「あなご」の味は、
ほぼ同じということ!!😅

うま味成分を作る
「アミノ酸」で
代表的なものに、
グルタミン酸があります……

うま味調味料である、
「味の素」の原料ですね

そのグルタミン酸の
数値を比べても……

うなぎ→2200mg
あなご→2400mg

なので、
味の見分けが、
簡単にはつきにくいはず……

実は、
「うなぎ」と「あなご」の味に、
違いがあると感じる理由は
調理法に大きく
影響されているからなんです!!

試しに、
「うなぎ」を普段のように
蒲焼きにせずに、
十分に脂を落としてから、
「あなご」と同様な調理法に
してみてください‥‥‥

そんな勿体ないこと
するわけないでしょうが‥‥‥😵

そうすると、
「うなぎ」と「あなご」を
味だけで判断するのは、
かなり難しくなるそうです☝

そうは言っても、
「うなぎ」には「うなぎ」の、
「あなご」には「あなご」の
良さがあるので
古くから日本の食文化に
残っている訳です👍

ただ
庶民の願いとしては‥‥

「アナゴ」くらいに
お手頃価格で
「ウナギ」の
コッテリした味わいの

新種の作ってもらいたい😋

「ウナギイヌ」が
居るくらいだから‥‥‥😅


「ウナゴ」とか
「アナギ」とかね👌


でもこれから、
梅雨が明ければ、
間違いなく
暑い日が続きます☀😵💦

「あなご」「うなぎ」など
食で精をつけて……
 
長くて暑い夏を
乗り切らないとね☝

素敵な一日をお過ごしください👍