【関西ではタコ🐙を食べる日??😅】


昨日から7月突入!!
2024年は
昨日7月1日が
『半夏生』でした☝

この漢字読めますか??😅
「はんなつなま」??
ちゃいますから😂

「はんげしょう」って読みます👌 
「雑節(ざっせつ)」のひとつです☝

「雑節」とは……

日本だけの
「二十四節気」に含まれない
「暦日」のこと……

「 二十四節気」は、
中国から伝わってきたもの……

「雑節」は
日本で生まれた
日本独自のものです……

「雑節」は、
日本人が長きに渡り、
体験してきたことを、
農業に照らし合わせることで……

より適切に
季節の移り変わりを
把握することができるように
設けられた特別な日です……

一般的に、
雑節と呼ばれているものは……

・節分
・彼岸
・社日(しゃにち)
・八十八夜
・入梅(にゅうばい)
・半夏生(はんげしょう)
・土用
・二百十日
・二百二十日

の9つです……

2024年は
昨日7月1日が
そんな9つの
雑節のひとつ
『半夏生(はんげしょう)』
だったんです☝

そんな
『半夏生』……

関西方面では、
「タコ🐙」を食べるという
風習がある日😋


『半夏生』の日に
タコ🐙を食べる??😅

なんで??

「土用の丑の日」に
ウナギなら知ってるけど‥‥😅

僕も含めて、
関東の方には馴染みのない
風習のひとつ‥‥‥

まあ、
そのタコの件は、
あとで語るとして……🐙

『半夏生』って
いつなの??何なの??
という方のために
『半夏生』を
掘り下げてみました👍

【『半夏生』はいつ??】

冒頭にも書いた通りに、
『半夏生』は
「雑節」のひとつです☝

「夏至」の日から数えて
11日目にあたる日もしくは、
その日から5日間を言います……

月日でいうと、
大体7月1日~2日頃
そして5日~6日までが
『半夏生』なんです☝

「夏至」の日は、
毎年同じではありませんから、
『半夏生』の日(期間)も、
それに合わせて変わります‥‥

ちなみに‥‥‥‥

2016年の
『半夏生』は7月1日(~5日)

2017年は7月2日(~6日)
2018年は7月2日(~6日) 
2019年は7月2日(~6日)
2020年は7月1日(~5日)
2021年は7月2日(~6日)
2022年は7月2日(~6日)

2023年は7月2日(~6日)

でした……


そして
今年2024年は

7月1日(~5日)

となってます

それにしても
『半夏生(はんげしょう)』って
奇妙な呼び名だと
思いませんか??😅

なぜ??
「夏至」の日から数えて
11日目にあたる日を
『半夏生』と呼ぶように
なったのでしょうか??

【『半夏生』の由来】

『半夏生』の「半夏」は
「烏柄杓(からすびしゃく)」という
薬草の漢名からきています☝

ちょうど
「半夏(烏柄杓)」の
「生」える時期に
あたることから
『半夏生』と呼ばれるように
なりました……


でも、
これはひとつの説にすぎず、
また別の説もあります‥‥

それは
「半夏生」の花が咲く
時期だからというものです😲

「半夏生」は
「半夏(烏柄杓)」とは
全く別の植物で、
和名で「片白草(かたしろくさ)」
と言われており、
こちらは薬草ではなく毒草‥‥💀

ちょうど
7月初旬から花を咲かせ、
葉の数枚の一部、
しかも、
表側だけが白くなります……

それが、
半分化粧をしているように
見えることから、
付いた名前が「半化粧」……

その名が転じて
「半夏生」となったとも
言われています‥‥‥


「半夏(烏柄杓)」と「半夏生」は
よく混同されていますが、
写真で見るとおわかりの通り、
一目瞭然全く違います‥‥

【『半夏生』の時節】

『半夏生』は梅雨明け間近
(地域によっては梅雨明けすぐ)
の頃を示しています‥‥

農業が中心だった頃の
日本では農家にとって
『半夏生』は
大切な節目の日でした‥‥‥

「チュウ(夏至)ははずせ、
ハンゲ(半夏生)は待つな」
という諺(ことわざ)や、

「半夏半作」
半夏以降の田植えは、
甚だしく収穫が減少する
という意味という言葉があったり……

「夏至」の日以降、
『半夏生』に入る前までに
田植えを済ませていました‥‥‥


もし、
その年が天候不順で
作業が遅れていたとしても、
『半夏生』の日以降は
田植えをしないという
習慣すらありました‥‥‥

また、
『半夏生』の期間中は
農作業を休みにするという地方も……

『半夏生』の日は、
「物忌みの日」でもありました……

酒肉をとらず、
野菜を食べず、
井水を飲むことを禁じたり、
地荒神(ちこうじん=畑の神)を祭り、
神酒、麦団子を
神に供えることをしていました……

【物忌みとは??】

🔘神聖なものを憚(はばか)り、
穢れや不浄なものに
接触しないように
心身ともに忌むこと

🔘「忌む」には 
畏敬すべき崇高なものや
不浄なものなどを、
神秘的なものとして
恐れ避ける

🔘不快に思って遠ざける
近づくことを嫌う

という意味があります……

「物忌み」の
いわれとしては
地域で色々とありまして‥‥‥

〈三重県〉
ハンゲという妖怪が徘徊する

〈青森県〉
半夏生の日の後に田植えをすると
1日につき1粒ずつ収穫が減る

〈佐賀県〉
地荒神を祭る日

〈埼玉県〉
竹の花が咲いたり消えたりする
それを見ると死ぬので、
竹林に入ってはいけない

など、
地域によって様々です‥‥‥😓

そしてこの「物忌み」は、
田植えで疲れた身体を癒すための
昔の人の知恵ではないか??
とも言われています☝

確かに‥‥‥‥

今のように
機械化されていない時代の
田植え(農作業)は、
かなりの重労働でしたから、
まとまった休息が必要
だったのでしょう‥‥‥

僕もよくテレビで
拝見してますが……

日テレのTOKIOの
「鉄腕!!ダッシュ!!」の
ダッシュ村の
「田植え」の作業を観てると
大変さを感じます……

ここまでで、
かなり長文に
なってしまった😓

いよいよ、
『半夏生』と「タコ🐙」のお話

【タコ料理を食べる意味や由来】

関西方面では『半夏生』に
「タコ」を食べる風習があります🐙

正確には
「夏至」から
『半夏生』にかけての期間なので、
『半夏生』の日だけとは
限らないそうですが……

この時期の
関西のスーパーでは
「タコ」が大々的に
売られているといいます🐙

『半夏生』までに
田植えを終えた農家では、
稲の無事な収穫を祈って
神様に食べ物を捧げていました‥‥

そのひとつが関西では
「タコ」だったようです🐙

なぜ??
お米の豊作祈願に
「タコ」が
関係しているのかというと……

「タコ」の八本足のように
稲がしっかりと田んぼに
根付いてくれますように!
という願掛けの意味合いが
あるからなんです🐙

香川県では
「うどん」を食べる
習慣があります‥‥

その年に
収穫した新しい小麦で
「うどん」を食べます😋
(さすが「うどん県」👍)

その他、
福井県では「鯖」

奈良県では「玄米餅」
を食べるそう😋

などなど‥‥‥


忙しい農作業を終え、
暑い夏前の体力回復の
意味合いがこの食の
伝承だったようですね……

いずれにしても、
農家でなくても、
暑い夏の時期‥‥‥☀😵💦

この時期に体調を
万全に整えておくことは
大切ですよね👍

やはり、
先人の方々の知恵、
四季のある国、
日本の伝承はスゴいです😅

素敵な一日をお過ごしください😉