【梅雨の必需品「傘」のあれこれ☔】


今日6月11日は
『傘の日』☔🌂

暦の上でも雑節の
「入梅」の時期🐸☔☝

傘の販売促進を兼ねて
1989(平成元)年に
「日本洋傘振興協議会」が制定☔

今年の雑節「入梅」は
昨日6月10日☝🐸

関東甲信は平年だと
6月7日が梅雨入り


昨年は6月8日が
『梅雨入り』でしたが
今年の梅雨入りは
遅れてるみたい🐸☔

さて……
このシーズンにおいては
必需品の『傘』なのですが……☔

ところで、
「傘」って‥‥‥

カラフルになったり、
素材が強度を増したり、
軽量化されたり……

風の抵抗を
少なくするような
形状にさせたもの
などがあるものの‥‥…

基本の形や構造は、
ずっ~とかなり昔から
全く変わってない……😅

こんだけ世の中、
物事の全て進化して、
便利になってきてるのに……

なんで
「傘」はそれほど
驚くような
進化しないのか??😓

人が雨の中を
歩くための道具としては
完璧に完成され
尽くしてて……

もうこれ以上は、
進化のしようが
ないものなのか??😓

などと……

雨の日に
「傘」をさすと
そんな風に思ってしまう
僕なのですが……😅

事実、
「傘」の形状や
役割といったものは……

ここ数百年
ほとんど進化していません😵


日傘・雨傘、
和紙・ナイロンなど
用途や材質は違っても……

基本構造は昔から
ほんと変わっていない
アイテムのひとつ‥‥…

日本全国の
「傘」の年間消費本数は
約1億3千万本☔😅

傘は……
「雨傘☔」としての使用より、
「日傘☀」としての使用の方が
歴史的には古く、
すでに約4000年も前に
始まっているようです‥‥‥☀

エジプトや
ペルシャなどに、
証拠づける壁画などが
発見されています‥‥‥


「傘」は
もともとは
貴族や高僧の日避けとして
使われていて、
「尊い人を日差しから
守るとともに権威の
象徴であった」そうです……

日本の「傘」の歴史は
明治時代に輸入された
イギリスやイタリアからの
「西洋傘」と……

日本独自に進化した
「和傘」の
2つのルーツがあります‥‥…

木と紙の素材の「和傘」……


布などが素材の「洋傘」‥‥…


両者は互いに影響しあって
現在の「傘」の形になりました‥‥…

日本で歴史が古いのは
もちろん「和傘」で、
中国から伝えられた
とされています‥‥…

雨の多い日本では、
「傘」は必需品で、
古来から「和傘」が
使われていました‥‥‥

日本の絵画資料として、
おそらく最も古い「和傘」が、
源氏物語絵巻に描かれています‥‥‥


室町時代になると、
その和紙に
油を塗って防水を施し、
「雨傘」としても
使われるように‥‥


また、
「和傘」が閉じる事が
できるようになったのは、
安土桃山時代‥‥…

閉じれないとなると
カサだけに……
カサ張るもんね‥‥…😂

広く一般に
使われはじめたのは、
江戸時代中期以降のこと……

それ以前の
庶民の雨具といえば
「菅笠(すげがさ)」と
「簑(みの)」でした……


【山田の中の~🎵
一本足の案山子(かかし)~🎵
天気の良いのに~🎵
菅笠(すけがさ)つけて~🎵】
の「菅笠ね」👍


元禄年間からは
柄も短くなり、
「蛇の目傘」が
この頃から僧侶や医者達に
使用されるようになりました‥‥

【雨、雨、降れ、降れ、
母さんが~🎵
蛇の目でお迎え嬉しいな🎵
ピチピチ🎵チャプチャプ🎶
ランランラン🎵】
の「蛇の目」ね☔


開いて上から見ると、
蛇の目みたいだから「蛇の目」🐍


古来から
「蛇の目」という模様は
魔除けの意味もあったんだよね☝

「ジャノメミシン」という
ミシンメーカーがありますが……


あの「ジャノメ」は
ミシンの中にある
「ボビン」という部品を
上から見ると
「蛇の目傘」と同じく、
蛇の目みたいだから付いた
会社の名称なんです☝

さて、
日本の傘事情は、
明治時代に入ると
「洋傘」が使われ始めたため、
「和傘」は急激に衰退⤵

現在では、
「和傘」の産地として
有名な岐阜をはじめ、
京都、金沢、徳島、鳥取などに、
少数の和傘製造店が
残るだけとなってしまいました‥‥‥

さて
「洋傘」の歴史を辿ると‥‥

古代エジプト、
ペルシャ、インドなど、
古代文明発祥の地では、
国王を太陽の日差しから
守るために用いられていた傘……☀

傘が一般的に広く
使われるようになったのは
ギリシア時代‥‥‥

やはり
当時の傘は閉じることが
できませんでした☔➡🌂❌

13世紀に入ると
やっと閉じることのできる傘が
作られるようになり、
鯨の骨や木がフレームとして
使われていました☔➡🌂⭕

今日のような、
開いたり閉じたりできる傘は
13世紀にイタリアで
作られたといわれています‥‥…

18世紀頃にイギリスで
現在の構造の物が開発され、
大幅に庶民に普及しました‥‥…

日本では
江戸時代のうちは、
「洋傘」はいわゆる
舶来品であり、
まだまだ高嶺の花……

一部の武家、
医師、洋学者たちが
使用していた程度で庶民には
手の届かない代物でした………

当時のその黒色の
「洋傘」の形状が
コウモリに似ている所から、
「蝙蝠傘(こうもりがさ)」
あるいは略称で「こうもり」と
呼ばれるようになりました‥‥‥


1960年代頃までは
傘と言えば「和傘」を指し、
洋傘を「こうもり傘」と呼んで
区別していました‥‥‥

たしか……

僕の父親も
「こうもり」って
呼んでましたっけ……

1870(明治3)年に大阪府で
傘の着用を禁じた
「百姓町人の蝙蝠傘、合羽、
またはフランケットウ着用禁止令」
が発令されました……

理由は、
「傘」を持つ姿が、
明治維新で禁止された
帯刀(刀を持ってる)姿と
間違えやすいことが
名目でありましたが‥‥‥

本音は‥‥

武士と同じような服装を
し始めた町人階級を
差別や牽制する意味が
強いようでしたが‥‥‥‥

また今では当たり前で
便利な「折りたたみ傘」

1928年にドイツの
ハンス・ハウプト氏の
考案により世に出ました‥‥‥

ハンス・ハウプト氏の
特許をもとに作られた、
世界ではじめての
「折りたたみ傘」が
「Knirps(クニルプス)」


ドイツ語では、
「Knirps(クニルプス)」という
単語は「折りたたみ傘」の
代名詞となっているほど、
非常に高い認知度を誇っています☺

商品名なのに
代名詞になったと言えば
「ホッチキス」と同じ👍

ホッチキスは道具の名称は
「ステープラー」ですもんね……

今日はそんな
『傘の日』にちなんで
傘のあれこれを掘り下げました👍

今のシーズン……
これからは当分、
雨の日は多いし、
憂鬱にもなりますが‥‥‥😰

そんな時こそ、
オシャレな「傘」でも
新調して‥‥…

雨の日が待ち遠しく、
雨の日の外出を
楽しくするのも
こんな時期の一手かも👍

またお気に入りの
オシャレな傘ほど
お店などに
置き忘れたりしないもの☝

素敵な一日をお過ごしください🎶