【ねぇムーミン💕こっちむいて💕】


今日6月3日は
「ムー(6)ミン(3)」の語呂合せで
『(旧)ムーミンの日』😅

なぜ(旧)なのか??😂

ムーミン誕生60周年となる
2005年に
「全世界で通用する記念日を」
ということで
原作者トーベ・ヤンソンの
誕生日である8月9日を
「新ムーミンの日」としました👍

5年前
2019年3月16日に、
埼玉県飯能市に
「ムーミンバレーパーク」も
オープンしましたし……


そんな
新・旧の記念日とか関係なく……

いずれにせよ、
今日は一応、
『ムーミンの日』なんで
「ムーミン」についてのお話を……

1969年、僕が4歳の
あどけなかった幼少時代の頃😅
(そんなの知らんがなっ😂)

テレビアニメ放映していた
当時、毎週欠かさず
「ムーミン」を楽しみに
家族で観てました~😍

たしか、
日曜日の夜7時半から
フジテレビだったかな~🎵

当時幼い頃は
フツーに可愛い「カバさん」と
その仲間達の物語の感覚で
観ていたのでしょうが……


物心ついて……
大人になってから
観てみると‥‥‥

「ムーミンワールド」は
かなり奥深い!!
実に深すぎる!!

なにしろ……

ムーミンは
「カバさん」
ではないし~😅

そんなお馴染みの
「ムーミン」ですが……

知っているけれど、
どんなお話なのか??

実は詳しくは
知らないという方も
多いかも知れません‥‥…

また、
単純な子供向けの
話なのではと思っている方も‥‥…

あの可愛らしい風貌から、
子供向けと
イメージされるのも
無理はありませんが……

「ムーミン」は
どちらかと言えば、
大人になってからこそ、
心に沁みる
ストーリーなんです👍

僕的には
あのアザラシの
漫画『ぼのぼの』も
「ムーミン」同様に
哲学的な名言が多くて
大人にお薦めなのですが……


『ぼのぼの』の話は
別の機会に‥‥😅

「ムーミン」は
読めば思わず
唸ってしまうような、
人生の真理を言い表した
奥深い名言が沢山
盛り込まれています……


そんな「ムーミン」と
その仲間たちが繰り広げる、
ファンタジックでありながら……

実に哲学的な世界を
少し掘り下げてみました👍

【心に響く「名言」の誕生秘話】

少しだけ、
ムーミンと言う
キャラクターが生まれた
背景をご紹介します……

ムーミンは
フィンランドの
女性作家
「トーベ・ヤンソン」が
16才の頃、
彼女の叔父から聞いた話が
元になっています‥‥…


絵本作家として、
早くから才能を開花させていた
トーベはある日、
「冷蔵庫の裏には
ムーミン・トロールという
妖精がいて悪戯する」
と叔父に聞かされました‥‥…


興味を持ったトーベが、
イメージを膨らませて
創造したのが、
「トトロ」に近い
生物??妖精??
「ムーミン」なのです👍

あの
「となりのトトロ」の
「トトロ」も「トロール」が
モチーフらしいと
言われてますしね……


「アナ雪」にも
「トロール」は登場しますし……


ほら、
「トトロ」の名前だって……

「トロール」→「トトール」→
「ドトール☕」😅


それは
コーヒー屋やっ😂

話を元に戻します……😅

戦争で
家族が引き裂かれ
辛い思いをしたことや……

政治的な理由で
自由に作品を描けない
もどかしさから……

彼女は
自分の心の中に
渦巻いていた
様々な思いや感情を
「ムーミン」の物語に
投影するようになりました‥‥…

だからこそ、
先に述べたような
奥深いストーリー、
心に響く名言が
数々生み出されたのです‥‥…

自分自身で
考えることの大切さ 
他人に振り回されない強さ‥‥…

『あんまり誰かを崇拝すると、
本当の自由は得られないんだぜ』

これは、
ニヒルでクールな
言動が特徴的な
「スナフキン」のセリフ☝


戦争で国を
滅茶苦茶にしてしまった
独裁者たちへの憎しみと……

誰かをむやみに崇拝する
人間の愚かしさを
表現したかったよう‥‥…

人生において、
他人の意見や
価値観を鵜呑みにし、
自分自身で考えることを
やめてしまった者は
大抵、幸せにはなれませんから‥‥…

作者が
このセリフを通して
伝えたかったのは、
「自分を見失わない強さこそが
人を幸せに導くのだ」
ということだったのかも
知れません‥‥…

昨今のSNSなどの
他人の誹謗中傷や、
デマを鵜呑みにしてしまい……

自身で考えることを
見失い加害者になることもある……

現在にも通ずる
言葉ですよね……

『友情はかけがえのない宝物 
美しい宝石よりも大切に‥‥
つまらん意地を張って、
優しい仲間を失うことは、
美しい宝石をなくすよりも
悲しいことだよ』

こちらも
「スナフキン」のセリフ☝


一時の感情やこだわりで、
その貴重な仲間を失うことが
どれほど愚かしいことなのかを
表した分かりやすく、
心に響く言葉ですよね‥‥‥

『本当の強さとは諦めないこと 
前へ進める心の力が真の強さ‥‥…
迷わないことが強さじゃなくて、
怖がらないことが強さじゃなくて、
泣かないことが強さじゃなくて、
本当の強さって、
どんなことがあっても、
前をむけることでしょ!!前をね!!』

「スナフキン」の異母兄妹で、
かなりの毒舌家だけれど……

実は親切な
「ミィ」のセリフ☝


人は挫折をすると、
この仕事は自分に
向いていないのではないか‥‥…

これ以上続けても
意味がないんじゃないかと逃げの
方向に考えてしまいがち‥‥…

しかし、
そういう気持ちに
打ち勝つことができる人こそ、
真に強い人であり
そのような強い心の
持ち主になれと
「ミィ=作者」は
叱咤激励しているのかも‥‥…

『明けない夜も、
止まない雨もない 
良くも悪くも
「今」は永遠に続かない‥‥
きっと嵐って、朝日が、
そのあとに昇ってくるためだけに、
あるんじゃないかなあ‥‥
今辛くても、
時期が来れば必ず解決する、
未来にはきっと
良いことが待っている‥‥…』

今が思い出になる頃、
きっと笑って振りかえることが
出来るだろうと思える、
「ムーミンパパ」らしい
力強いまた哲学的な言葉☝


いまだ……
ウクライナの情勢など
不安なことが多い中……

僕たちにとっても
必要な力強い言葉……

勇気が湧いてきますね‥‥‥

『この世には
いくら考えてもわからない、
でも、長く生きることで
わかってくることが
たくさんあると思うんだ……』

「スナフキン」のセリフ ☝


悩んでいるときはなにかと、
視野が狭くなり、
客観性を失いがち……

まるで今が
全てだというように、
悩みにしがみついて
離れられなくなってしまいます……

でも、
悩んでいるときほど
悩みと距離を置き、
一旦その悩みから
引き上げることも必要‥‥…

時が経って、
心が落ち着き、
様々な経験を経て……

前より少しだけでも、
成長した自分なら、
同じ悩みにちゃんと
答えを出すことが
できるかもしれません‥‥

つまり問題を
「寝かしておく」
という選択肢も
解決方法の一つとしては
アリなのですからね‥‥…

僕は様々な問題を
寝かしに寝かし続けて、
エイジング熟成させてますから……😅

【失って初めて知る大切な存在 】

ムーミン最終回に
隠された別れの物語‥‥‥

ムーミンの最終回には、
実は「ムーミン一家」は
一度も登場しません‥‥‥

「ムーミン一家」を
訪ねてきた仲間たちが
ムーミン宅の留守を知り、
寂しさを紛らわすために
パーティーを始めます‥‥‥

しかし、
待てど暮らせど
「ムーミン一家」は
帰って来ません……

そのとき、
スナフキンが言うのです‥‥…

『僕……
ムーミンたちのことだって、
煩わしく思うこともある‥‥…
だけど、彼らと暮らしていると、
一緒でも、ひとりで居られるんだ‥‥…
あんなに何年も長い夏を、
ムーミン谷で過ごしていたのに、
僕は気付きさえしなかったんだ‥‥…
ムーミンたちは、僕のこと、
ひとりにしておいてくれたんだ‥‥…』

この最終回を
「トーベ」が書いた年、
彼女の母親が亡くなっています‥‥…

彼女は母の死と同時に
「ムーミン」の物語に
終止符を打ち……

いつも側で優しく
見守ってくれていた
母親の愛情の深さと、
それに気付けなかった
後悔の念を物語の中に
織り込みました‥‥‥

恋人でも、親子でも、
そして友人でも……

長く一緒にいればいるほど、
相手の嫌な部分が目につき
煩わしいと思うようになります‥‥…

しかし、
長く一緒にいる相手だからこそ、
自分の小さな心の動きや、
その時々の感情が
分かるというのも事実‥‥…

そのような
小さな感情を読み取り、
黙って心に寄り添ってくれる
相手こそが真の理解者、
その人がいかに自分にとって
大切な存在か失う前に
気付いて欲しい‥‥

そう「トーベ」は
伝えたかったのでしょうね‥‥…

8年前の2015年は、
ムーミン出版
70周年の年でした……

可愛らしい
キャラクター達の
数々の奥深い言葉は、
長い年月を経た今でも
全く色褪せません‥‥…

ファンタジックな物語に
秘められた人生の真理を、
この機会に一度、
紐解いてみるのも良いかも
知れませんね……

戦争や大切な人の
死を経験した作者「トーべ」の
魂そのものとも言える
「ムーミン」の物語は、
混沌とした今を生きる僕たちの
人生の道しるべになるかもね‥‥‥

最後に……
この名言を……

『ねぇスナフキン、
このお手拭きんで
拭くのはどこ付近??』😅

この素晴らしい名言は
数々の親父ギャグを
知り尽くした
僕のセリフです……😂

素敵な一日をお過ごしください✨