【最近「こいのぼり🎏」見ないよね😓】 


今日5月5日は
二十四節気では「立夏」😅 

早くも暦の上では
「夏」スタート🌻🍉🎆 

そして
今日5月5日は
『こどもの日』🎏 

男の子の成長を祝う
『端午の節句』です✨


 でも
『こどもの日』である
「端午の節句」は
当初は
「男の子」限定の日では
無かったんですよ…… 

今日はそんな 
『こどもの日』を 
掘り下げてみました👍 

しかし…… 

僕の子供の頃は、 
街のあちこちで、 
大空に泳ぐ
「こいのぼり🎏」が 
この時期は
拝めたものですが……😥 


最近は…… 

特に都内では
全く 「こいのぼり🎏」を 
見かけることが 
無くなりましたよね……😢 

【起源は女性のための日だった⁉】
 
『こどもの日』
の由来を知るには、 
古代中国にまで
時代を遡ります‥‥… 

古代中国では、
雨季が始まる5月は 
病気や災厄の月とされ、 
お祓いが必要と
されていました‥‥ 

また…… 
月と日が同じ数字で
重なるときは、 
「邪気を払う日」とされ、 
5月5日には
「菖蒲(しょうぶ)」や 
「蓮(れん)」で
お祓いをしたそう‥‥… 

一方、 
日本では
田植えの月である 
「早苗月(さなえつき)」が
語源の 「皐月(さつき)」…… 


5月に
「5月忌み」という 
日本古来の伝統行事が 
行なわれていました‥‥… 

田植えは 
神聖な行事であったため、 
若くて清らかな
女性がするものとして、 
女性たちが身体を
清めるための儀式と
されてました‥‥ 

この2つの 
伝統行事が融合され、 
田植えの前に女性が 
「菖蒲酒(しょうぶさけ)」で 
身体を清め、
邪気を払うという行事が
始まったそうです…… 


これが 
『こどもの日』
の始まりなんです☝ 

もともとは女性が 
身を清めるための日
だったんですね…… 

【女性から男の子を祝うお祭りへ】
 
『こどもの日』が 
もともとは女性のための
日だったようですが…… 

ではなんで、 
男の子を祝う行事へと 
変化したのか?? 

その変化は、 
鎌倉時代にありました‥‥… 

鎌倉時代に入ると、
男性が中心の世の中となり、 
武士の力が
強くなっていった時代…… 

今まで女性のための 
行事だったものが、
時代の変化とともに、 
徐々にその形を変えました…… 

葉の形が 
剣に似ていることから 
兜に「菖蒲(しょうぶ)」を飾ったり、 
「菖蒲」は「勝負」や 
「尚武(しょうぶ)= 
武道・武勇を重んじること」 
という言葉にかけられたり…… 

また「兜」や「鎧」が 
身を守る象徴であるとして…… 

神社にお参りする時に 
奉納するしきたりが 
生まれたりもしました…… 

この風習が 
「五月人形」の
由来に繋がります…… 


こうして、
「菖蒲湯(しょうぶゆ)」で 
身を清めたり、
兜や鎧を飾る
風習が定着していき…… 


女性のためのお祭りから、 
男の子を祝うお祭りへ 
と変わっていったそうです👍
 
【こいのぼりの由来は??】
 
『こどもの日』
で思い浮かべるのが、 
空を優雅に泳いでいる
「こいのぼり」🎏
 
いつ頃から 
「こいのぼり」を
飾るようになり、 
どんな意味が
「こいのぼり」には 
あるんでしょうか??😅 

 「こいのぼり」の登場は 
江戸時代になってから…… 

「鯉(こい)」は
清流だけでなく、 
沼や池などで
生きていけるほど 
生命力が強いため…… 

子どもの健康を願う 
象徴として使われました…… 

また、 
中国に竜門という滝があり、 
そこを登った魚は竜になると 
言われていました‥‥ 

その滝が登れる
元気な魚は 
「鯉」を除いて
他にはいませんでした‥‥
 
よく使う言葉 
「登竜門(とうりゅうもん)」の
由来となったこの故事に習い…… 

そこから 
「鯉」は出世魚の代表として 
考えられるようになりました‥‥ 

また、 
日本では将軍に 
男の子が生まれた時、 
「旗(はた)」や
「幟(のぼり)」を立てて 
お祝いをする
風習がありました…… 

『端午の節句』は、 
武家社会で生まれた男の子の 
成長を祝うための 
重要な行事だったわけです‥‥ 

そして、 
そのめでたい
行事にあやかり……

 町人の間でも
『端午の節句』に、 
「鯉の幟(こいののぼり=
こいのぼり)」
を立てるようになり、 
現代まで受け継がれてきました…… 

【『端午の節句』になぜ?? 
「柏餅」「ちまき」を食べる??】 


「柏餅(かしわもち)」
を食べる理由は…… 
「柏(かしわ)」という植物は、 
新しく芽が出て大きく育つまで、 
古い葉っぱが残り続けるんです…… 

つまり、 
子供が大きく育つまで、 
父母は亡くなることはないという 
意味を持っています…… 

子供が無事に育つって 
意味があるんですね🎶
 
ちなみに
「柏餅」を 
食べるようになったのは、 
1660年くらいからで
日本古来で、 中国由来では
ありません…… 

では、 
「粽(ちまき)」の由来は……

 今からおよそ 
2300年前の中国に、
 「屈原(くつげん)」という 
詩人がおりました…… 


「屈原」は
国王の側近として仕え、 
その正義感と国を思う強さで 
人々から大変慕われていましたが…… 

陰謀によって失脚し、 
国を追われてしまいます…… 

その時の思いを綴った 
「離騒(りそう)」という 
長編叙事詩が
中国文学の名作となります……


国の行く末に失望した
「屈源」は、
「汨羅(べきら)」という川に 
身を投げてしまったそうです…… 

その日が
5月5日なんです……
 
国民は「屈原」の死を悲しみ、 
川に沈んだ「屈源」が 
魚に食べられてしまわないよう……

小船の上から
太鼓を叩いて魚をおどしたり、 
供物を投げ入れて
弔いをしていましたが…… 

せっかく川に捧げた供物も、 
「屈原」のもとに届く前に 
悪い龍に盗まれてしまいます…… 

そこで、 
龍が苦手にしている 
「楝樹(れんじゅ)」の葉で
もち米を包み……

邪気を払う 
五色(赤・青・黄・白・黒)の
糸で 縛ってから
川へ流すようにしたところ、 
無事に「屈原」のもとへ 
届くようになったそう……

 巻いた葉は 
「楝樹(れんじゅ)」のほか、 
「茅(ちがや)」
「笹(ささ)」などの説も
あります…… 

これが 
「粽(ちまき)」の
始まりとなって…… 

中国では5月5日に 
「粽」を作って、
 災いを除ける風習ができ、 
『端午の節句』となって 
「粽」とともに
日本に伝来しました…… 

また、 
「粽(ちまき)」に結んだ
赤・青・黄・白・黒の
五色の糸は、 
子供が無事に育つようにとの 
魔除けの意味を込め…… 

「こいのぼり」の 
吹流しの色に反映されてました……🎏 



 【現代の『こどもの日』 
こいのぼりに込められた願いとは?】
 
時代は移り変わり現代…… 
 『端午の節句』は 
1948年に
『こどもの日』として 
制定されました…… 

国の祝日として 
「子どもの人格を重んじ、 
幸せや成長を願う日」
となりました……

正式には 男女区別なく
お祝いする日なのですが…… 

3月3日が 
「女の子」の日なので、 
5月は「男の子」という 
風潮が強いようです…… 

晴れやかな 
「五月晴れ(さつきばれ)」の中、 
元気に泳ぐ「こいのぼり」には…… 

多くの親たちが、 
「元気にすくすく育つように」と、 
子どもへの願いが
込められているわけです……

 お子さんと一緒に 
『こどもの日』の由来や、 
「こいのぼり」について、 
お話してあげるのも 
良いかも知れませんね👍
 
総務省は 
「こどもの日」を前に 
人口推計(2023年3月1日時点)
をまとめました…… 

15歳未満の子供の数は 
前年2022年より
28万人少ない1450万人……
 
42年連続の
減少となりました…… 

総人口に占める割合は 
11.6%(前年比0.2ポイント減)で、 
49年連続で低下…… 

昭和25年以降、 
人数、割合とも 
過去最低を更新し…… 

少子化に歯止めが 
かからない状況が明らかに……😓 

人数はピークだった 
昭和29年(2989万人)のほぼ半数……
 
平成元年の2320万人と比べ 
30年間で800万人近く減りました😰 

そりゃあ、 
街中の「こいのぼり」も 
全く見掛けなくなるわけです……😂 

そんな子供たちは、
日本の「宝」☝
 


ご自身の子供がいる、 
子供がいないに関わらず…… 

日本の子供たちを 
『こどもの日』に 
日本人として祝いたいものですね☺ 

素敵な一日をお過ごしください🎶