【ビジネスマンの必需品と言えば☝】 


今日5月4日は
国民の祝日
「みどりの日」ですが
「めい(May:5月)し(4)」
の語呂合わせで
『名刺の日』なんだって📇

「みどりの日」については
先日投稿しましたので、
今日は『名刺』についての
お話をしますね☝
 
日本は世界で 
最も頻繁に名刺を
用いる国だと 言われています…… 

ビジネスや
自己紹介には 
欠かすことが
出来ない名刺ですが…… 

そんな名刺の歴史って
ご存じですか??😅 

僕も仕事柄…… 
一ヶ月で約50枚、 
年間600枚近くは 
お取引先に渡したり、 
また頂いたりしてますが…… 


仕事には欠かせない 
ビジネスツール『名刺』…… 

今日は『名刺』を 
掘り下げてみました👍
 
そもそも 
『名刺』の起源は 
中国だと言われています‥‥… 

すでに
7~10世紀(唐の時代)の 
書物にも登場してます‥‥… 

当初は 
訪問先が不在の時、 
木や竹の札に
自分の名前を書き…… 

戸口に刺して、 
留守に訪問したことを 
知らせるツールとして
使っていたそう……


その木や竹の札を
「刺(し)」
と呼んでいたとから 
『名刺』という
呼称となりました…… 

 ヨーロッパでは‥‥… 
最初に『名刺』が
使われたのは 
16世紀のドイツだと
言われています……
 
ドイツでも訪問先が
不在だったときに、
訪問したことを
知らせるために…… 

自分の名前を
書いたカードを 残すという
使われ方をしていました……
 
その後
18世紀には 『名刺』は
ヨーロッパの社交界では 
欠かせないものとなります…… 

この頃の『名刺』には、 
華やかな図柄が入っており、 
銅版画などを入れたものなどが、 
多かったようです…… 

また、 
19世紀の中頃には 
写真入り『名刺』が登場…… 


写真を入れることを考慮し、
57mm×82mmサイズ
を採用しました……
 
よって現在も 
ヨーロッパの『名刺』と 
日本の『名刺』は 
大体同じような大きさです…… 

今でも 
『名刺』を持たない 
アメリカ人は多いのですが…… 

アメリカにも 
『名刺』の歴史はあります…… 

『名刺』を英語に訳すと…… 

「BusinessCard」 
「CallingCard」 
「VisitingCard」と
いくつかありますが、 
どれもそれぞれ違いがあります‥‥… 

アメリカでの名刺
「CallingCard」
または
「VisitingCard」の始まりは……
 
南北戦争(1861-1865)の後の 
好況時代にお金持ちの人たちが 
社交のために使い始めました…… 

つまり 
当時の『名刺』とは、 
お金持ちの
ステイタスでした💰
 
当初、 
社交のために使われていた 
『名刺』がビジネスにも 
使われるようになったのは 
20世紀半ば頃から…… 

 現在でもアメリカで 
「BusinessCard」と 
呼ばれているものは…… 

一般に自分の名前や 
身分を明かすものというよりは…… 

自分もしくは自社の宣伝に 
使われていることが多いです…… 

社名の下には 
業務内容などを記載し…… 
博士号を持っている人は 
名前に続いて
「Ph.D」と付けてたり‥‥
 
また現在でも 
アメリカのマナーの本には 
「BusinessCard」と 
「Social Card」の違いが 
書いてあったりします…… 

例えば、 
社交で贈り物をする場合には 
「BusinessCard」は使わないこと…… 

「SocialCard」に 
住所を入れることは 
間違いではありませんが、 
基本的には名前だけを入れ、 
「Mr、Mrs、Ms」を入れること……
 
イニシャルでなく 
フルネームを記載し…… 

肩書きは 
「市長、知事、大統領」などは 
入れてもかまいませんが…… 

会社の肩書きは入れないこと…… 


また 
「VisitingCard」は 
相手が不在の時や
食事に招かれた時、 
お祝いやお悔やみを
述べる時などに使用するもの…… 
などなど‥‥‥
 
日本の『名刺』は 
アメリカの『名刺』に比べて…… 
社名よりも個人の名前の方が大きく、 
名前の先に肩書きが入る 
という違いがあるようですね…… 


ちなみに
日本では『名刺』を
「name card」
と訳すことがありますが…… 

これは日本語の 
『名刺』を直訳した 
和製英語であって 
英語ではありません😅 

そして日本でも
『名刺』が 
使われるようになったのは
19世紀の江戸時代から‥‥ 

和紙に墨で名前だけを 
手書きしたもので…… 

日本でも 
訪問先が不在のときに、 
訪問したことを知らせるために 
使われていました‥‥… 

現代の形に近い印刷された 
『名刺』を使うようになったのは 
幕末開国(1860年代)の頃から…… 

自分の名前の上に
紋所が入り、 
使い方も役人たちが 
外国人と接するために 
使うようになり…… 

明治時代(1868-1912)以降には、 
もっと盛んに使われるようになり…… 

鹿鳴館時代(1851-1854)には 
日本の社交界でも
必需品となりました…… 

今日はそんな
『名刺』のお話でした📇👍

素敵な一日をお過ごしください✨