【夏も近づく八十八夜♪トントン♪🍵】


早くも5月になりました✨

今年2月4日
「立春」から数えて
88日目ということで
今日5月1日は『八十八夜』☝🎶

ところで……


皆さんは
「茶摘み」という歌ご存知??😅

「夏も近づく🎵八十八夜🎵」
の歌いだしで始まる
文部省唱歌ですよね☝🎵

この歌の
『八十八夜』という単語と
「トントン」の
合いの手ばかりが
頭に残りがちですが……😅

この歌の
タイトルは……

「八十八夜」でも、
ましてや
「トントン」でもなく……

あくまでも
「茶摘み」ですから……😂
念のため……😅


さて……
この『八十八夜』というのは……

「土用の丑の日」の
「土用」とか
「彼岸」などと同じく、
「雑節(ざっせつ)」のひとつ……


実のところ
『八十八夜』って
何なのでしょうか??😅

『八十八夜』を
いつものよーに
掘り下げてみました👍

 
【八十八夜の意味・由来】

『八十八夜』というのは
「立春」から数えて
88日目(87日後)、
文字通りの『八十八夜』です……

「米」という漢字を
分解すると「八十八」になる……
(ゆえに米寿も88歳ですよね)


農業に携わる人にとっては
大変重要な日とされてきました……


【「米」に込められた思い】

「米」という文字を分解すると、
「八十八」となります……

これは、
「お米が実るまでに
八十八回も手をかけるから」
と言われてます……


現在では、
機械化が進んだことにより
作業の手間も減ってはいますが……

良質なお米を作るためには、
4月上旬「種もみ」の準備から……

9月下旬
「稲刈り」「乾燥」「籾擦り」
まで沢山の時間と労力が必要……

「植物」としての稲から、
その実を収穫、脱穀して「米」、
米を炊いてできる食物「飯(めし)」……

漢字からも主食である
「ごはん」に込められた
先人たちの深い思いが
うかがい知れます……


「立春」から
88日目というのは……

おおよそ
5月の上旬、
5月1~3日が
それにあたります……

先ほどの
「茶摘み」の歌にもある通り……

まさしく
「野にも山にも若葉が茂る」
頃ですね……


若葉が茂るという
歌詞からも分かるように……

春から夏に移る時期にあたり、
『八十八夜』を迎えたら
夏の準備を始めます……

実際、
数日後には、
「立夏(りっか)」を迎えるわけで、
昔は『八十八夜』を目安に
「種まき」などをしていたそうです……


【『八十八夜』の行事は??】

現在においても、
農家では霜よけの
「よしず」を取り払ったり……

苗代の「籾まき」を
始めるというような
慣しを行っている
ところが多いようです……

この初夏になろうかという
時期ですが……

「遅霜(おそじも)」が降りて
農作物に被害を
与えることがあります……


これを
「八十八夜の別れ霜」と言い……

『八十八夜』以降は
霜の心配がなくなる、
という解釈もあるそうです……

農作業の開始を祝う
神事が行われて来た他、
瀬戸内海では
豊漁の続く時期としての
「漁の目安」とされたり……


沖縄地方の島では
「とびうお漁」の開始時期とも
されたそうです……

このように、
農業だけでなく、
海においても
重要な節目とされてきました……


【一番茶・新茶のシーズン🎵】

その年で最初に新芽を摘んで
淹れたお茶を「一番茶」
または「新茶」と言いますが……

『八十八夜』に摘まれた新茶は、
栄養価が高いとされ珍重されました……

「新茶」には
冬の間に蓄えられた
成分が詰まっており、
そのためお茶の旨味となる
「テアニン」などの成分が
豊富に含まれています……


香りもとても良いので、
昔は特に有り難がられたのも
うなずけますね……

もちろん、
実際のところは、
産地の気温などによって
茶の成熟度も変わるので、
茶摘みの時期は変わってきますが……

以上……

今日は
『八十八夜』のお話でした👍

素敵な一日をお過ごしください🎶