【「目から鼻に抜ける」の由来☝】

今日は4月9日『大仏の日』🙏
「大仏」と言っても
日本各地数々あります☝

日本の有名な大仏といえば……

「奈良の大仏」


「鎌倉大仏」


「京の大仏」が


『日本三大大仏』と言われてますが……

えっ??「京の大仏」??😅

「京の大仏」って
皆さんはご存知ですか??😅

日本で歴史上、
一番大きかったと言われる
「京の大仏」は
今は現存していません……
 


「京の大仏」を
建立したのは、
あの天下人「豊臣秀吉」……


幾度の天災で、
姿形を変えながらも
受け継がれていたのですが……

今から
約50年前に消失し、
今や忘れ去られようとしてます……

かつて
「京の大仏」があった
所にあるのが、
「豊臣秀吉」を祀る豊国神社……


大阪のイメージが強い
「豊臣秀吉」ですが……

実は京都にも
縁の深い方……

天下人となった後、
応仁の乱以降に、
荒廃した京の都を
再建しました……

その時、
京の都と
世の泰平を祈願して、
京都に大仏を建立……

その当時
「奈良の大仏」は
焼き討ちで
消失していたそう……

しかし、
「京の大仏」完成のわずか1年後、
慶長元年の大地震で倒壊……

その後、
秀吉の子「豊臣秀頼」が
遺志を継ぎましたが……


大仏殿のある
方広寺の梵鐘が原因となり、
大坂の役による
豊臣家滅亡を招きました……
(世に言う「方広寺鐘銘事件」)


江戸時代も、
「京の大仏」は
引き継がれましたが……

幾度か消失と
再建を繰り返し、
1973(昭和48)年に火災で焼失……

昭和のことですから、
つい最近のことです……

「昔みたよ!!」
という人はまだ多く
いらっしゃるようですが……

この先……
月日とともに
忘れ去られて
しまうのかもしれません……

さて……

今日4月9日
『大仏の日』の
話に戻りますが……

どうして、
今日が『大仏の日』??

今日の
『大仏の日』に関係する
大仏は「奈良の大仏」……


奈良の東大寺にある
「奈良の大仏」が
作られた歴史というのが
この『大仏の日』と
関係してきます……

 「奈良の大仏」の制作は
聖武天皇の発願で
745(天平17)年から開始され……

のべ260万人が
工事に関わり、
7年の歳月をかけて
完成しました……

1270年前の
752(天平勝宝4)年の
今日4月9日に行われた
「開眼供養会」には……

聖武太上天皇
(孝謙天皇に譲位)や
光明皇太后など要人が列席し、
1万数千人の
参列者があったそう……

この日が
4月9日だったことが、
今日『大仏の日』の由来☝

その後の
2度の火災で
損傷・損失しましたが……

その都度、
修復されて……

現在は
台座や右のわき腹、
両腕から垂れ下がる袖、
大腿部などに
建立当時のものが
残っています……

ちなみに
この「奈良の大仏」建立に
おいくらかかったのか??
気になるところ……

関西大学の試算によると……

「奈良の大仏」と
大仏殿の建設費は……

な、なんと……推定……

約「4657億円」と
算出されています……

そりゃあ、
そのくらいの大金は、
掛かったのかも知れません……

かなり
「奈良の大仏」は
デカいですもんね……

●「奈良の大仏」の高さ 約 15㍍

●「奈良の大仏」の重さ 約 250㌧

この数字だけでも
「奈良の大仏」かなりデカッ!!


ちなみに
わかりやすく比べると……😅

●「シン・ゴジラ」の高さ 約 118.5㍍

●「シン・ゴジラ」の重さ 約 90000㌧
(公式発表なし予測値)

「シン・ゴジラ」ばかデカッ!!😱


「奈良の大仏」メチャちっちゃっ!!😅

比べる対象が悪かったかな……😅

さてと
「シン・ゴジラ」のことは忘れて
「大仏」に話戻します……😂

「大仏」の頭のぶつぶつは
「パンチパーマ」ではなく……😂

「螺髪(らほつ)」と言って
髪の毛を渦巻状に表現したもの……

この「螺髪」は
仏の知恵の象徴で、
東大寺の大仏さんには
966個あります……


この「大仏」が
もしお立ちになったとしたら……

かなり長いこと
座ってますので、
両足は痺れて立てないかも
知れませんが……😂

その身長は想定30㍍……

史上最大の動物と言われる
「シロナガスクジラ」と同等……


ところで現存する
日本を代表する大仏である
「奈良の大仏」と、
「鎌倉の大仏」との違いは……??
 

パッと見た目の違いで言えば……

「奈良の大仏」はインドア派!!😅
「鎌倉の大仏」はアウトドア派!!😂

「鎌倉の大仏」は
屋外に鎮座されていますよね……

ただ、
昔は「鎌倉の大仏」も
大仏殿があったそうですよ……

奈良の大仏様は、
高さ約14.7メートル

鎌倉の大仏様は、
高さ約11.39メートル

奈良の大仏さんの方が
少しばかり大きいようですね……

「奈良の大仏」は
「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」……

「鎌倉の大仏」は
「阿弥陀仏(あみだぶつ)」……

「奈良の大仏」は、
752(天平勝宝4)年『奈良時代』建立……

「鎌倉の大仏」は、
1243(寛元元)年『鎌倉時代』建立……

ざっと、
「奈良の大仏」
「鎌倉の大仏」の
違いは以上な感じです……

ところで……

 『目から鼻に抜ける』

と言う言葉
聞いたことありますよね??

「利口で
物事の理解早いこと」

「抜け目なく
やることが敏捷なこと」

の意味のことわざですが……

その語源は一説によると……

「奈良の大仏」の話が
語源とされてます……
⬇⬇⬇

『奈良の大仏がある東大寺で、
ある日、大仏さまの目玉が
抜け落ちて、どこヘいったか
わかりません……

お坊さん達は、
さっそく京都や大阪から
大仏作りの親方達を呼んできて……

「大仏の目玉を入れかえるには、
どれほどのお金がかかる??」と、
値を見積もらせました……

すると、親方達は、
「そうですな、
千五百両はかかります」と、
言うのです……

親方達の考えでは、
まず下で大きな目玉をこしらえ、
目玉が出来たら足場を組んで……

大仏の目に
はめようというものです……

お坊さん達は、
「それは高すぎる、千両にまけろ」と、
言いますが……

親方達は、
「それでは赤字です
こちらも商売ですから」と……

「まけろ」
「まけられぬ」
「まけろ」
「まけられぬ」

そこへ、江戸からきた
見物の一人が顔を出しました……

「私なら、二百両で直しましょう」

 それを聞いた親方達は、
「馬鹿にもほどがあるなんで
これが二百両で直せるものか!!」と、
笑いました……

ところが江戸の男は、
こう考えたのです……

(目玉が抜け落ちて見
つからんとすりゃあ、
大仏さまの体の中ヘ
落ちたにちがいない
それを拾って、
はめ直せばいいだけだ)

お坊さん達はお金がないので、
江戸の男に頼む事にしました……

江戸の男が
目玉の穴から中に入って探すと、
やっぱり目玉がありました……

さっそく担いで上にあげ、
大仏の目に、ピタッとはめました……

お坊さんや親方達は、
それを見て言いました……  

「あいつ、目玉をはめたはいいが、
自分はどこから出てくるつもりだ?
出口はないはずだが……」

するとなんと……

江戸の男は大仏の
鼻の穴から出てきたのです……

皆は感心して、
「ほほう~
目から鼻へ抜けおったわい!!」と……

江戸の男を褒め称えましたとさ……』

それから賢い人の事を
「目から鼻へ抜ける」と、
言うようになったらしいですよ👍

そうそう数年前……
東京・日の出町の
「塩澤山(えんたくざん)
寳光寺(ほうこうじ)」
鎌倉の大仏の高さを越える12㍍の
「鹿野大仏(ろくやだいぶつ)」が
建立されました……
 


1000年前の技術で
建立された立派な大仏様……

まだ、
僕も見たことは無いけど、
機会があれば
足を運びたいものです✨

今日は
そんな『大仏の日』に
ちなんだお話でした☝

素敵な一日をお過ごしください✨