【年度末    誰が決めたの    三月に😅】


今日は
3月31日✨
3月最終日☝

そして
『今年度』の年度末😂

明日からは「新年度」👍



しかしなんで
4月が「年度始め」で
3月『年度末』なの??
って疑問を持ったこと
ありませんか??😓


カレンダーに
1月~12月という
一年間の基準がありながら……

4月~3月の
『年度』という基準が
存在するのか??

そしてなんで
「4月」に始まり、
「3月」で終わりなのか??

そんな『年度』の話を
今年度末に
掘り下げてみました👍

「暦(こよみ)」の
一年の始まりは……

皆さんご存じの通り
「1月」ですよね……

日本では、
学校の始まりは、
「4月」だし……

アメリカでは
学校の始まりは、
「10月」だったり……😅

日本においては……

なぜ??
1月1日ではなく、
4月1日をもって
『年度』の初めと
したんだろ??

その理由は??

他の諸外国に
先例があって、
真似したのだろうか……??😅


実は……

日本は江戸時代には、
カレンダーの「暦年」だけで
『年度』などの
概念など全くなく……

2種類の
一年の考え方なんて
一切ありませんでした……

将軍様の台所も、
お大名方の台所も、
下々のものの台所も……

お金のやりくりは
「暦年」だけで
考えていました……

暦年とは、
正月(1月)に始まり
師走(12月)に
終わるというもの……

日本に農業人口が
圧倒的に多かった時代……

農業従事者の納税を極力、
閑散期に設定しようとなると
10月以降が適していたんです……

『年度』の始期が
「4月」になった理由は
諸説あります……
⬇⬇⬇⬇

【ひとつの説は……】

『1886(明治19)年
当時の税収の主力だった
地租(土地課税)を納める時期と
合わせたという説』

稲作の場合……
その収穫時期はもっぱら秋……

税(地租)は物納ではなく、
お金で徴収しました……

秋に収穫した米が
現金化されてから
徴収というのが
一番無理のない姿です……

税金の徴収が一段落して、
収入がハッキリした段階で、
次の「一年」の予算を定めて
実行に移すタイミングとしては
4月頃が都合が良かったわけ……

【もうひとつは説は……】

『当時の覇権国であった
イギリス会計年度の区切りが
4月1日から翌年の3月31日で
あったからことを真似た説』

これはあくまでも、
僕の私見ですが……

多分、
日本での
『年度』の始まりが
「1月」ではないのは……

ただでさえ、
慌ただしい正月に、
『年度』の変わりを避けるため……

それが、
他の月になり、
降雪地域のことも
考慮したりして……

それがちょうど
桜🌸の咲く、
暖かくなり始めの
「4月」になって
いったのではないかと☝


ちなみに……

その他の各国
『年度』は以下の通り……
⬇⬇⬇⬇

<暦年と年度が同じ国>

韓国・フランス・ドイツ・
オランダ・ベルギー・スイス・
ロシア・タイ王国・
中華人民共和国・南米諸国など

<日本と同じ国>

イギリス・インド・パキスタン・
デンマーク・カナダなど

<7月~翌年6月制を採用の国>

ノルウェー・スウェーデン・
ギリシア・フィリピン・
オーストラリアなど

<10月~翌年9月制を採用の国>

アメリカ合衆国・ミャンマー・
ハイチなど

英語表記ですと……

「calendar year(暦年)」
「fiscal year (会計年度)」
となります……

会計についての
『年度』の取り決めは、
そんな先述の理由なのですが……

では……
学校の『年度』はなぜ??

【日本の「学校年度」決定の歴史】

江戸期に発達した
「寺子屋」は
随時入学を認めていました……


子供の「寺子屋」への入学は
一家の慶事だったため……

気候がよい春先を
選ぶ親が多かったそうです……

明治10年代までは
学年は一定せず、学制発布後も
「随時入学」の伝統は残り、
地域や学校によって
入学時期はバラバラでした……😅

高等教育では……
イギリスなどを手本にしたため、
9月入学が主流で、
開成学校(東大の前身)も
「9月」を学年始めとしていました……

明治初期、特に入学時期は
決まっていなかったようですが……

当初は9月入学のところが
多かったようです……

その理由として、
外国人教師が多かったから
らしいですが……😅

1886(明治19)年10月に、
高等師範学校が
学校の『年度』を
4月1日から翌年3月31日に
することを決め……

1888(明治21)年、
全国の学校が4月入学を
取り入れるようになりました……

日本の会計の『年度』が
「4月」に変わり、
国や県から補助金をもらっている
学校は4月入学に変えざるを
得なかったのも理由のひとつ……

4月に統一したのは
『国の会計年度に合わせる』のと、
『陽気がチビっ子の
健康によいと考えたため』と、
文部省(当時)が発表したと
記録されています……

ちなみに……

つい最近では、
日本からの留学生・海外からの
留学生が増えてきた1980年以降……

何度か「9月」入学も
検討されているようですが、
実現には至っていません……

かなり、
強硬にそれを反対し、
かつ結構影響力を持っているのが……

なんと……

「高校野球連盟」だそう……😰

たしかに
夏の大会の開催が
非常に微妙なものになるから……

ただ、
あんなクソ暑い真夏に
屋外の真っ昼間に
野球大会を行うのも、
今の日本の気候を考えれば、
検討の余地がありそうですが……😅

いずれにせよ…… 

多分、
北半球の
「春分」・「秋分」の頃は
非常に過ごしやすく、
4月・9月が入学時期に最適と
考えられたのでしょうし……

結果的には……
日本では「4月」に
落ち着いたんでしょうね……

芽吹きの春が始まりというのも、
当時の日本人の感覚に
合うものでしょうし……


4月は桜の季節でもあり、
人生の門出として、
相応しい時期と受け止められ、
きっと定着したんでしょうね……🌸

とにもかくにも、
明日から「新年度」😅

「新年度」は門出の季節☺


新しいことを始めるにも
いい時期ですよね👍

素敵な一日をお過ごしください🎶