【ドシラソ🎵ドシラソ🎵ドミレ~🎶】


78年前
1946(昭和21)年の
今日1月19日は
NHKラジオ
「のど自慢素人音楽会」の
放送開始した日🎤🎶


それを記念して
NHKが1月19日を
『のど自慢の日』に制定🎶

その78年前の
「第1回 のど自慢素人音楽会」の
応募者は900人で
予選通過者は30人、
実に競争率30倍の超難関……


今でも、
毎回約12倍の競争率を
超える人気長寿番組です……
 
ところで……

「NHKのど自慢」と言えば
有名なものの1つとして、
合否の判定の「鐘(かね)」🔔
あの「鐘」の正式名称を
なんと言うか、ご存知ですか??

あの鐘の正式名称は……

「チュブラーシカ」でも😅


「テブラーシカ」でもなく……😂


『チューブラーベルズ』
と言います🔔

今日はそんな
『のど自慢の日』にちなんで
『チューブラーベルズ』についてや、
誰が鐘の回数を決めているのか??

などなど……

『のど自慢』について
掘り下げてみました👍

さて早速……

『チューブラーベルズ
(Tubular Bells )』
はあくまでも楽器なんです……
 


別名「チャイム」や
「のど自慢の鐘」 で通じますが……

高さは180㎝ほど……

1867年に
発明されたこの楽器は、
後期ロマン派の作曲家たちにも
曲に用いられる由緒正しい楽器……

コンサート用の楽器なので
お値段は60万円からと
かなりお高め……

中には
100万円以上するものも
あるそうです……

『チューブラーベルズ』は、
打楽器、体鳴楽器に
分類される楽器でして……

教会などで
見られるような鐘を、
コンサートの舞台で
演奏しやすいように、
ひとつひとつの鐘を
管状(チューブラー)にして……

ピアノの鍵盤の順番と同様に
並べて吊るした楽器です……

決してぶら下がってる
「宙ぶらりん」が、
「チューブラー」に
変化したわけではなく……

チューブ状の
「Tubular」ですから😅

ひとつひとつの
チューブを手で吊り下げて
使用することも出来ます……

音域は1.5オクターブほど……

余韻を調節するための
ダンパーも付いていて、
スタンドの下部のペダルで
操作できるようになっています……

教会の鐘の音に
よく似た音が出るということで、
クリスマスのイベントや、
結婚式などで使われることも……

ちなみに叩くハンマーは
2本セットで8000円ほど ……

これなら買えそうですが……

何で2本セットなんだろか??
テレビ通販みたいやね😅

ハンマーだけ持ってても
意味ないかっ!?😂

『NHKのど自慢』の
オープニング、
エンディングのテーマ曲でも、
効果的に使われています……

このテーマ曲は、
録音の使い回しではなく……

毎回生演奏するので
地方によっては
シンセサイザーの音、
ドラムの叩き方、
ピアノ・ギター・ベースの
弾き方が変わるそうですよ……

『チューブラーベルズ』は
もちろん合否の鐘を叩く方が
演奏しています……

ところで……

鐘を叩く人が
合否を判定してるの??
 
『チューブラーベルズ』の
2002年~現在の
鐘奏者は
秋山気清さん
プロの打楽器奏者です……


彼が合否を
判定しているのではなく、
数人の審査員の多数決によって……

鐘1つにするか、
2つ鳴らすか、
カンカンカンの3つにするかを
決めるそうです……

合否を決めるのは、
審査員室にいる審査員たち……

鐘奏者は、
審査員室から
鐘を何回鳴らすか??の
連絡を受け演奏します……

鐘1つ、鐘2つは失格、
鐘を大量に鳴らされると合格🔔


審査員は、
音楽番組プロデューサー、
音楽番組ディレクター、
開催される都道府県にある
NHKの番組責任者などなど……

開催される都道府県にある
NHKの番組責任者が加わると
言うことは……

固定メンバーではなく、
会場ごとに審査員が
若干変わるということみたいです……

合格の鐘の場合、
別室の審査員四、五人が、
テレビ画面と音を聞きながら
「この方、合格です
はい、ここで鐘を打ってください」
でキンコンカンということに……

1951年当時は
別室にテレビが無く、
歌っている人の容姿・歌い方などの
様子や会場の雰囲気が
分からなかったそうです……

スピーカーから流れてくる
歌声のみが判断材料だったので、
今より実力重視だったみたい……

そもそも
最初は「のど自慢」の
番組スタート当初に、
合格・不合格を伝える
「鐘」はなかったそうです……

『のど自慢』が始まったのは、
戦後5ヶ月しか経っていない
1946年のこと……

当時の番組は
ラジオ放送のみでした……

合格の場合は司会者が
「おめでとうございます。
合格です」と伝え……

不合格の場合は
「もう結構です」
と言葉で伝えていました……

ところがこの不合格の
「もう結構です」を
不合格の人が
「歌の出来が“結構”」
と取り違えて、
ぬか喜びするケースが続出……


そんな時、
スタッフが楽器倉庫の
隅にあった鐘を見つけて
「これを鳴らせば……」
ということになったとか……

その結果、
全体を通しての
メリハリも付き、
番組のシンボルとして
定着しました……

もし楽器倉庫に
『チューブラーベルズ』
がなかったら、
別の楽器になっていたのかも??😅

ちなみに
鐘が1つの時の音階は……
【ド】(ドレミファのド) 

鐘2つは……
【ドレ】

合格は……
【ドシラソ ドシラソ ドミレ】
(ドシラソは装飾音で、
ドミレが鐘3つです)

過去には、
大物歌手の方々も
デビュー前に
『NHKのど自慢』に
出場されてるようで……

「北島三郎」は高校在学中に
函館で開催された
『NHKのど自慢』に出場……


この時、
鐘は2つだったのですが……

司会の宮田輝から
「良い声して学生さんですか?
お上手でしたのにねえ…」
と優しく声をかけられたことで、
「歌やれば歌手の道あるかな?」
と思うようになり……

結局、
それがきっかけとなり、
歌手への目覚めの
第一歩になったそうです……

また
「美空ひばり」は
1946年、
NHK『素人のど自慢』に出場し……


予選で
『リンゴの唄』を歌い、
ひばり母子は
合格を確信したが………

鐘が鳴らない………

審査員は
「うまいが子供らしくない」
「非教育的だ」
「真っ赤なドレスもよくない」
という理由で悩んだ挙句、
合格にできないと告げたらしい……

「美空ひばりはうますぎて
鐘をうっかり鳴らし損ねた」や……

「鐘1つだった」
というエピソードが
語られていますが……

当時はまだ
『チュブラーベルズ』の鐘を
使ってなかった時代ですから……

この「美空ひばり」の
鐘絡みのネタは
ガセでしょうね……😅

ということで……

『のど自慢の日』のお話でした……

実は今日の
『のど自慢の日』に
あやかって
今日は『カラオケの日』
でもあるそうです🎤👍

素敵な一日をお過ごしください🎶