【「春の七草」に込められた先人の思い】


今日1月7日は
一部地方
(関西方面15日など)を除いて
「お正月お飾り」を外し
「松の内」も終わり🎍

そして
1月7日は『七草粥』を
食する方々も多いですよね☝

ところでなぜ??
1月7日『七草粥』を
食べるようになったの??😅

お正月のご馳走を
一週間食べ続けた後に……

疲れた胃を労うために、
お粥を食べるというのは
理解できますが……

どうして
『春の七草』を入れないと
いけないかなぁ??😅

冷蔵庫の中にある
残り野菜じゃ
ダメなのかな??
とか……

そんなこんなで、
なぜ『春の七草』を
入れるようになったのか
『七草粥』の由来を
掘り下げてみました👍

昔々……
日本には新春の野山に行き、
雪の間から芽を出した
若菜を摘んできて食べる
「若菜摘み」という
風習があったそうです……

「百人一首」の中にも、
その風習を表す
有名な歌があります……


「君がため 
春の野にいでて 若葉つむ 
わが衣手に雪は降りつつ」
(光孝天皇)

雪が舞い散る寒さの中、
野山に行って
若菜を摘んでることを
詠ったものですが……

そんな寒いときに
雪が降る野山に行って
若菜を摘むなんて
スゲー大変😂

昔は冬場にほとんど
野菜がなかったために
不足しがちな
ビタミンを補うため、
新鮮な若菜を摘んできて
食べていたそう……

野に咲く若菜から
新しい生命力を
取り入れるという
意味も込められていて、
万病を取り除く効果があると
昔は信じられていたそう……

中国では、
出世を願って、
1月7日に
7種類の若菜を入れた
お吸い物を食べる
行事がありました……

その行事が
日本にも伝わり、
日本古来の
「若菜摘み」と結びついて、
『七草粥』の風習が生まれたと
考えられています……


『七草粥』を食べると、
その年は病気をしないという
言い伝えもあります……

江戸時代には
3月3日「桃の節句」
5月5日「端午の節句」と並んで、
1月7日
「人日の節句
(じんじつのせっく)」と定め、
武家の公式な祝日としてました……

正月6日の夜から
7日の朝にかけては、
「六日年越し」
「六日年取り」と呼び……

7日「人日の節句」は、
元旦から続いてきた
お正月の行事を
終わらせる日として
祝ってきました……

正月7日を
「七日正月」といい……

朝食に七草を入れた
お粥を食べて
「七草の祝い」をすることが
広まっていったそうです……

『春の七草』の種類については、
昔は地域で異なっていましたが、
いつしか統一され鎌倉時代に……

「せり、なずな、ごぎょう、
はこべら、ほとけのざ、
すずな、すずしろ、これぞ七草」


という和歌で詠われた
7種類が全国的に定着しました……

『春の七草』は、
昔は早春の野山で
見つけられたそうですが……

今では、
それも難しくなったので、
スーパーでお手軽に
「春の七草パック」が
売られてますけどね……😅

お正月のご馳走で疲れた
胃腸を休ませてくれる
薄味の『七草粥』は
身体に優しく感じられます……

『七草粥』も
先人たちの知恵を感じさせる
忘れたくない行事ひとつ……

さて……ちなみに……

「秋の七草」って
ご存知ですか??

『春の七草』を覚えていても、
なかなか「秋の七草」を
知っている方は少ないですよね……

「はぎ、ききょう、すすき、なでしこ、
おみなえし、くず、ふじばかま」

秋分の頃に揃う七草です……

こちら
「秋の七草」は食用ではなく、
お月見の観月時の
観賞用ですのでお間違え無く👍

では……

今日で「松の内」も終わり……
「正月お飾り」を外し忘れて……




正月にお出でいただいた
「歳神様」をくれぐれも
迷わせないように……☝


僕も本日、
年末年始に玄関に飾った
素敵な『しめ縄飾り』を
勿体ないけど外します……

素敵な一日をお過ごしください✨