【お彼岸のあれこれ part.3 】


今日9月26日は
「秋彼岸の明け」☝

20日、23日の投稿に続き
『お彼岸のあれこれpart.3』で
お彼岸テーマの投稿は最終回☝

今日は
「秋のお彼岸」と言えば
妖艶な赤い花
『彼岸花(曼珠沙華)』
を掘り下げてました👍

なんとなく……

神秘的な、
ある意味、
怖い妖しい花‥‥😅

なぜか見掛けると……
ドキッとまでしてしまう
『彼岸花(曼珠沙華)』……


とは言え、
どこか懐かしさも
漂います‥‥‥

真っ赤な
『彼岸花』が
咲き乱れる時期‥‥‥

「子供の頃、
彼岸花を見ると
足がすくむほど怖かった」

「何だか不気味」

という人もいれば‥‥

「あの妖艶さが好き」

「この花を見ると癒される」

という人もいます‥‥‥

僕的には……
何とも言えない
「妖艶さ」「淫靡さ」と
『彼岸花(曼珠沙華)』には
エロさすらを感じます‥‥😍


いずれにしても……

『彼岸花(曼珠沙華)』って
とても妖しい……

『彼岸花』といっても
ピンとこないけれど、
別名でいえばわかる方も
多いかも知れません‥‥

沢山の別名があります☝

しかも、
ちょっと不気味な
呼び名があるのには
いくつかの理由があります‥‥

とりあえずは、
『彼岸花』の
【基本データ】は以下の通り……
⬇⬇⬇⬇

彼岸花:ヒガンバナ科
ヒガンバナ属の多年草
学名の種小名「radiata」は、
「放射状」の意味

ヒガンバナ科
ヒガンバナ属の球根植物は
「リコリス(Lycoris)」とも
呼ばれます……

田んぼの
畦道(あぜみち)などに群生し……



9月中旬に
赤い花をつけるため、
お彼岸の頃に咲く花として
親しまれています‥‥

花言葉は
「情熱」「悲しい思い出」
「独立」「再会」「あきらめ」

「曼珠沙華
(まんじゅしゃげ・かんじゅしゃか)」

サンスクリット語で
天界に咲く花という意味‥‥

おめでたい事が起こる兆しに
「赤い花が天から降ってくる」
という仏教の経典から来ています‥‥

サンスクリット語では
「manjusaka」と書きます‥‥‥

お彼岸の頃に咲くから
「死人花」「幽霊花」とも‥‥‥😱
 
20日に
『お彼岸あれこれ part.1』でも
投稿しましたが‥‥‥

なぜ
「春分」「秋分」を
「お彼岸の中日」として、
前3日間、後3日間に
墓参りをするのかは‥‥‥

この日は昼と夜の長さが
ほぼ等しくなるので、
太陽が真西に沈みます‥‥

極楽浄土(あの世:彼岸)は
西方にあるとされているため、
あの世とこの世が交わる日と
考えられていましたから‥‥

極楽浄土と最も心が
通じやすい日なので、
先祖の供養をするために
お墓参りをするようなったから‥‥‥

開花期間が
1週間ほどなのに……

秋の彼岸と
時を同じくするかのように
開花する『彼岸花』は……

あの世とこの世が最も
通じやすい時期に咲く花‥‥‥

お彼岸に咲き、
土葬された亡骸を
モグラや野ネズミなどから
守る意味もあるので……

墓地などに
よく植えられているため、
「死人花(しびとばな)」
「地獄花(じごくばな)」
「幽霊花(ゆうれいばな)」
のようなちょっと
怖い呼び名あるわけ‥‥‥


『彼岸花』には
アルカロイドという
毒があるため、
「毒花(どくばな)」
「痺れ花(しびればな)」
などとも呼ばれています‥‥‥

その反面、
「でんぷん」を
多く含んでいるため食用可能……

毒は水にさらすと抜けるため、
昔は飢餓に苦しい時に
毒を抜いて食用にすることも
あったそうです‥‥‥

田んぼの畦道に
『彼岸花』が多いのは、
その毒でモグラや野ネズミを
防除するためだけではなく……

飢饉に備えて
植えたという説もあり……

危険を覚悟してまで
口にしなければならなかった
昔の苦労が偲ばれます‥‥
 
埼玉県・日高市の
「巾着田(きんちゃくだ)」は
『曼珠沙華の里』として有名‥‥‥


お彼岸の頃に見頃を迎えます‥‥

花の見た目からから、
「天蓋花(てんがいばな)」
「狐の松明(きつねのたいまつ)」
「狐のかんざし」
「剃刀花(かみそりばな)」

などなど……
全国には上記のように
沢山の様々な呼び名も……

また……
花のある時期には葉がなく……

葉のある時期には
花がないという特徴から……

「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」
と呼ばれたりもします‥‥‥

呼び名だけでも
かなり妖しい雰囲気が
漂いますが……

その生長ぶりが
他の一般的な植物と
比べると不思議なんです‥‥‥😓

あれ??葉がない……

『彼岸花』には、
すーっと伸びた茎に
鮮やかな花だけがついていて、
葉っぱが全く見あたりません‥‥

これも妖しく見える
原因のひとつですが……

実は花が終わってから
葉が出てくるのです‥‥‥

しかも、
普通の植物とは
逆のサイクルなんです‥‥‥😓

『彼岸花の生長サイクル』は
以下の通り‥‥‥
⬇⬇⬇⬇

【 秋に急成長・開花 】

『彼岸花』は、
秋雨が降ってやがて
お彼岸という頃になると芽を出し……

1日に10cm近くも茎が伸びて、
瞬く間に50センチ位になり、
あの真っ赤な花を咲かせます……

そして1週間ほどで
花も茎も枯れてしまい、
今度は球根から緑の葉っぱが
すくすくと伸びてくるのです……

【 冬に葉を茂らせる 】

冬になって
周りの植物が枯れても、
たわわにしげった
葉っぱのままで冬を越します……

【 春に光合成 】

せっせと光合成をして
球根に栄養をため込みます……

【 夏に枯れる 】

夏を迎える頃には、
葉を枯らして休眠期に
入ってしまいます……

【 再び秋に開花 】

やがて秋雨を
たっぷり含んでから、
急ピッチで姿をあらわして、
再び花を咲かせます……

ほんと成長サイクルも
普通の一般的な植物とは
全く逆なんですね‥‥‥


ところで……

白い『彼岸花』や、
黄色い『彼岸花』を
見たことがありますか??

『彼岸花』には、
鮮やかな「赤色」だけでなく……

「白色」や
「黄色」のものもあります……

「白色」は……
『白花彼岸花』
『白花曼珠沙華』または、
『リコリス・アルビフロラ』
といいます……


「黄色」は……
『ショウキラン』または、
『ショウキズイセン』
といいます……


「ショウキ」という名前は
端午の節句などに飾る神の
鍾馗(しょうき)様が由来……
 

いずれも色の『彼岸花』は
どれも根のところに
毒をもっているので
ご注意してください⚠

ということで……
今年の
「秋のお彼岸」の
入り➡中日➡明け
20日➡23日➡26日と
「秋の彼岸」の
流れに合わせて合計3回で
『お彼岸』を
掘り下げてみました👌

日本人だと毎年、
『お彼岸』という言葉は
耳にはするけど‥‥‥

今さらなかなか……

人に聴きづらい
『お彼岸のあれこれ』でしたが、
多少ご興味持たれました??😅

素敵な一日をお過ごしください🎶