【「馬鹿と鋏は使いよう」の意味とは??】


今日8月3日は
『ハサミの日』✂

制定の理由は
「は(8)さみ(3)」の語呂合わせ👌

『ハサミ』は
誰でも知っている
当たり前な身近な道具✂

しかし
『ハサミ』って道具を
最初に発明した人って本当に凄い✨

『ハサミ』はとても
単純な仕組みで成り立ってます……

2本の
プラスチックの定規📏を
ハサミの様に組み合わせれば、
紙を切る事が出来る……

つまり……

『ハサミ』がハサミとして
成り立つ為には刃の性能は
さほど重要ではなく……

この『ハサミ』の構造が
重要なわけですよね……


そんな人類の生み出した
道具のひとつ『ハサミ』の歴史は……

今からなんと……
3000年程前……

紀元前約1000年ぐらいの
古代ギリシアののものが
最初といわれています……

その頃の
『ハサミ』は握り切る
「和ばさみ(糸切ばさみ)」の
ようなU字型でした……


現在よく使われている
X型ハサミのはじまりは
ローマ時代……


それでも今から
2000年近く前に
発明されたものと
いわれてます……

『ハサミ』は注目すると
その構造は単純で極論すると……

基本的な構造についての
大きな変化も無く、
3000年後の今に至っている
スゴい道具のひとつです……☝

さて今日はそんな
『ハサミの日』✂

ところで
今日の『ハサミの日』は
何をする日かと言いますと……

使われなくなった
『ハサミ』の供養をする日……

東京タワー近く
東京の芝にある
「増上寺」などで行われる
『ハサミ供養の日』なんです……


『ハサミ』にも
色々ありますが……

『ハサミ』を使う職業の中でも
「美容」「理容」「洋裁」
に関係する方々が、
毎年今日の15時に
「ハサミ供養」を行います……

『ハサミの日』の
制定の目的は……

仕事で使う大切な
『ハサミ』に感謝の意を表し、
『ハサミ』を使った技術の向上を
目指すというものなんです……

1977年に制定されている
ということで、
40年以上と
伝統のある記念日……

『ハサミ』を使う職業の人は、
『ハサミ』を通じて
人と関わり仕事をしています……

その『ハサミ』に
感謝するという姿勢は
大切なんでしょう……

『ハサミの日』に
関係が深いのは……

「学校法人 山野学苑」

美容家であり
学苑創設者の
故山野愛子氏が提唱し……


その後、
国際美容協会が中心となって
1977年に『ハサミの日』を制定……

また、
山野愛子氏は
1981年には
東京・芝の増上寺に
「聖鋏観音像」という
観音像を建立しています……



技術力の向上を目指すなら、
その使う道具を大切にする……

心から
身に付けさせたい、
そんな思いは
その道のプロであれば
当たり前なのかもしれません……

また物を大事にする、
道具を大切にするという文化は
日本ではしっかり根付いていたもの……

ところで……

『馬鹿と鋏(ハサミ)は使いよう』
って諺(ことわざ)がありますが……

皆さんはこの諺を
どのように解釈されてます??

一般的な意味としては……

十分ではない物でも、
うまく活用すれば十分に
その能力(潜在力)を
発揮させることができる
ということです……

最近は素晴らしい
製鋼技術のおかげで
いつまでも錆びず、
そしてきれいに切れる
『ハサミ』ですが、
昔はそうでは
ありませんでした……

ただ
紙を切っていただけでも、
刃が磨耗して
切れにくくなったりして、
砥石で研いだりしました……

真ん中の留め金が、
ゆるくなって
刃が合わなくなって
切れなくなってしまうことも
よくありました……

『ハサミ』は
そのような使いにくくなる
身近な道具の代名詞として
用いられていたようです………

そんな
切れにくくなった
『ハサミ』でも、
捨てる必要はなく……

工夫したり、
手入れをしたり、
研ぎなおしたりして使えば、
再び十分に切れるようになります……

そこから……

さほど能力のない人材でも、
工夫して使うことによって、
適切な指導をすることで、
その人が持っている能力を
十分発揮できるという
意味を表しています……

「馬鹿」という
ちとイラつく、
不適切な言葉が
用いられてはいますが……

諺の意味を深読みして
解釈してみれば……

使われている人間を
馬鹿にした言葉では
決してなく……

むしろ使う側の
人間の責任と
能力を指摘した
表現なんだと
僕は思ってます……

ある意味、
『コーチング』の原点みたいな
素晴らしい諺(ことわざ)です🎵

今日『ハサミの日』を通じて、
皆さんの普段
お世話になっている道具類に
しっかりと思いを入れて……

大切にするという
心を思い出すのも
良いかもしれませんね……

素敵な一日をお過ごしください✨