【「神無月」??神様は何処??😓】


10月に入り6日目☝
10月最初の日曜日となりましたが……

今日は10月の和名である
『神無月』の由来について
掘り下げてみようかと……☝

くれぐれも
あのモノマネでお馴染み
「神奈月」ではないですから😅


『神無月(かんなづき)』は、
旧暦で10月のこと
「かみなづき」
「かむなづき」とも言います……

しかし……

日本のある地方では
『神在月(かみありつき)』と
「無し」ではなく「在り」と
逆の意味で呼ばれています……☝


さて??
それは何処の地方で……

なぜ??
逆の呼ばれ方なのしょうか??

もうご存じですよね☝

 
10月は全国の
「八百万(やおよろず)の神様」が、
一部の「留守神様」を残して、
出雲大社(島根県出雲市)へ
会議に出かけてしまうと
考えられてきました……



その為、
神様が出かけてしまう国では
神様がいないので『神無月』……

反対に
出雲の国(島根県)では
神様が沢山いらっしゃるので
『神在月』というわけです……

今頃、島根県近辺は
「黒山の人だらけ」
ならぬ「黒山の神だらけ」😂

また、
「神無月」の
「無」を「の」と解して
「神の月」とする説もあります……

いずれにせよ、
『神無月』も『神在月』も、
神々が集う大切な月という意味……



10月は
かなり特別な感じの
月なんですね……

そんな年に一度、
出雲大社に集まった神様たちは、
僕たち一人ひとりの運命や、
縁(誰と誰を結婚させようか)などを
話し合うそうですよ……


遠く離れた者同士が知り合い、
結婚するようなことがありますが、
この会議の結果なのかもね……

人の出会いは
「偶然」なんかあり得ず、
全て「必然」なんて言われるのも
こんなお話も
関係しているのかも知れません……

なんたって、
地球上72億人が生きてるわけで……

一人ひとりと、
一秒ずつ握手するだけで
地球上全員と握手するのに
なんと200年以上の時間が必要……

ほんと
人との出会いは
大切にしたいもの……

さて、
お話を元に戻しますが……😅

その為、
出雲大社は
縁結びの総本山なんです……

また……
来年の天候、
農作物やお酒の出来具合なども
神様の会議で話し合われているそう……

整理券もらって
長蛇の列に並んででも、
その神様の会議の傍聴券
手に入れたいものです……😅

出雲大社の祭神は
大国主神
(おおくにぬしのかみ)……

天を象徴する
天照大神
(あまてらすおおみかみ)に対し、
大地を象徴する神様です……

大国主神には
沢山の子供達がおり、
その子供達を全国各地に配置して
国を管理させました……

そして、
その子供達が年に一度、
出雲大社に戻り、
その年の報告や
来年の相談しました……

やがて、
他の神様たちも、
一緒に出雲に集まるように
なったといわれています……

それでは神様たちの
10月のホワイトボードの
スケジュール表を
覗いてみますと……😅

🔘10月1日:
「神送り」出雲に出発

各家庭で旅立つ神様に
お弁当としてお餅や
お赤飯を供えてもらいます……

🔘10月10日:
「神迎え」出雲に到着

出雲の国・稲佐の浜で
神様を迎え、出雲大社へ……



🔘10月11日~17日:
「神在祭(かみありさい)」
神議(かむはかり)という会議

出雲大社では、
会議処である上宮で
祭りを執り行います……



また、
神々の宿泊所となる
境内の19社でも
連日祭りが行われます……

🔘10月17日:
「神等去出祭(からさでさい)」

 出雲大社から出発、出雲の国へ……



🔘10月26日:
「第二神等去出祭」
 出雲の国から出発

再び出雲大社でお祭りをします……

🔘10月末日:
「神迎え」帰宅

各家庭で
お餅や作物を入れた
すいとんなどを
供えてもらいます……

ただ、
このスケジュールの日付けは
すべて旧暦のお話……

出雲大社では旧暦で
神を迎える行事が
行われています……

そして地方によって
行事内容や日付けが
異なる場合もありますので
その点は悪しからず……

こうしてみると
10月いっぱいは島根県以外は、
全国的に神様がいなくなって
しまうんですね……😅

それだと
かなり不安ですね……😰

しかし、
安心してください‼

神様たちはちゃんと
その辺を考えて、

一部の神様は、
皆様の地元にもお留守番で残って
いらっしゃいますから👍

実は全ての神様が出雲に
出掛けてしまうのではなく……

各土地で留守番をする
『留守神様』がいます……

そんな代表的な
『留守神様』が……

「恵比須神(えびすしん)」



またその他には、
「金毘羅神(こんぴらしん)」
「竈神(かまどしん)」
「道祖神(どうそじん)」などの
『留守神様』がいらっしゃいます……

こうした
『留守神様』を祭るために、
10月に「恵比須講(えびすこう)」や
「恵比寿祭り」を行う地方も
多くありますよね……



先日立ち寄った、
馬喰横山界隈も
「恵比寿祭り」の
準備をしてました……

多くの神様が留守の間にも、
ちゃんと『留守神様』が
僕らを守ってくれているんです……


素敵な一日をお過ごしください🎵