徹底的に本を読んでいる人の
文章力や知識には叶わない..。
子供の頃から活字が大好きな人と
言うのは本の世界へスっと
入って行けるようだ..。
・・・これも習慣のようで、
5歳位迄の間に親が、
絵本で読み聞かせしていると、
読書が好きな子になりやすいようだ..。
僕は、やっぱりTVや漫画派だったので、
活字を読んでいても集中が欠け、
違う事を考えてしまっている
場合が多々ある。
・・よって購入しても読了
していない本が山ほどある.(汗)
・・TVや漫画の否定派ではないが、
活字は文字から無限の想像ができる..。
読んでいる人それぞれが、
あらかじめから型枠ができていない
自由空間へと瞬時に入って行くことが
読書の魅力なのだろう..。
・・・小学校低学年の頃、
僕も何を思い立ったのか
「読書せねば!」と奮い立ち、
学校の図書館で迷いに迷ったあげく、
これは面白いかもしれない!
・・・と思って借りたのが
「うんこの山」・・という本だった..。
・・しかし、その本は良く見ると
「うりんこの山」だった(失笑)

・・・うりんことは、イノシシの
子供の事..。
本の内容は仲むつまじく暮らしている
イノシシ家族が、人間の勝手により
住みかが造成されて、追い込まれてゆく..。
害獣と見なされたイノシシ達は親や
兄弟が、猟師の標的となっていく
ような内容だった..。
イノシシ側に感情移入していた
僕は、その結末に泣いた記憶がある..。
出版社に感想文迄書き投書した事がある..。
・・感想文の内容は覚えていない( ̄Д ̄;
・・が、悲しい物語だった..。
今朝の新聞コラムを読み、読書について
考えた..。
【下記引用文】
あす9日まで読書週間だが、
東北の本屋さんから
“すてきな話”が届いた。
東日本大震災で壊滅的な被害を
受けた岩手県・大槌町。
震災後に開店した書店が、
震災で親を失った
町の子どもたちに年1回、
その店だけで使えるオリジナルの
図書券を贈っているというのだ。
日本経済新聞の報道によれば、
未来を担う子どもたちに
図書券を贈呈し始めて3年目。
震災時に生まれた子どもが
高校を卒業するまでは続けたいという。
つまり、2029年までの
長期的な支援を目指している。
震災から3年8カ月を迎えるが、
被災地を歩くと、こうした草の根の支援を
「続ける」ことが大切と感じる。
わが国を代表する教育者の
新渡戸稲造博士が、
哲学者のソクラテスを
尊敬する理由の一つに挙げたのも
「続ける」ことだった。
ソクラテスは「年が行っても、
油断せずに、修養を持続した」と
(鈴木範久編『新渡戸稲造論集』岩波文庫)。
新渡戸博士と親交があった牧口初代会長は、
70歳を超えても「我々、青年は」と語り、
行動した。
座右の銘は「苟に日に新たに、
日日に新たに、又た日に新たなり」
・・時間をただ費やすだけでは空しい。
新たな価値を生み出そうと、
歩み続けた一歩一歩、一日一日。
その「点」が「線」となって、
偉大な道ができる。
【上記迄引用文】
・・未来の子へ、大きな創造力を
抱かせる事は、やがて人類の宝と
なる事だろう..。
夢と希望と好奇心を持った青年達が
陸続と輩出して来てもらいたいものだ..。
・・引用文の中に「点」と「線」と
いったキーワードが出てくる..。
・・・これから僕が言う
「点」と「線」とは
引用文の主旨と異なるが、
「歴史」を考える場合、
「線」は過去から未来で「点」は現在
と言う事になる。
過去のいきさつを知らずして、
「点」を語ることは空論に近い..。
青年の頃、先輩から
これだけは読んでおいた
方がいいと歴史小説..司馬遼太郎氏の
『国盗り物語』『新史太閤記』『関ヶ原』
『覇王の家』『城塞』を勧められ、
・・読んだ。信長・秀吉・家康の生涯が
「点」と「点」で繋がり、1本のラインになると、
その時、信玄は何をしていたのか?謙信は?政宗は?
黒田官兵衛は?...と興味が出て「線」が「面」へと
広がっていく..。
維新の『竜馬がゆく』
『翔ぶが如く』『坂の上の雲』
・・も、また然りだ..。
・・僕は司馬遼太郎氏の作品にのみ
偏るべきとは思っていない..。
他にも歴史小説の名著は沢山有る..。
司馬氏以外の本にも触れ、
・・その後、明治.大正・昭和...
太平洋戦争という大きな「点」を認識し、
どのような経緯で現代という
「点」に至っているのか、大局的な面で
本は沢山の事を教えてくれるし、歴史的な
過ちの警告もしてくれる..。
・・とはいうものの、
上記に上げたのも日本史
の一環であり、世界史の知識を持つに
越した事は無い..。
・・歴史は繰り返すと、良く言うので
歴史ほど予知能力を持ったものは
無いかもしれない....。

