しかし、梨というのは、シャリシャリの
食感と、あの押し付けがましくない甘さがいい。
喉が渇いた外出先、冷蔵庫で
ギンギンに冷えている梨を剥いてもらったり
したら、「歓喜の唄」でも歌いたくなるほど嬉しい。
もし、砂漠を彷徨っていて、
梨とバナナがひとつづつしかなかったら、
僕は間違いなく梨を選ぶ。
水分の帝王とよんでもいい。
だが、夏には強力なライバルが
沢山いる。夏の風物詩スイカ。高級の代名詞メロン。
赤いダイヤさくらんぼ。黒いダイヤ巨峰。
まっかなホッペでとろりとした桃。
梨の陰がうすらいでしまう個性的果物揃いだ。
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「例えば、こんどの営業担当者の方って
どんな人なのでしょうかねぇ」
「う~ん、そうだな。しいて果実に例えたら梨のような人かなぁ・・。」
と、言われたら安心する。
「クセがない、さわやか、みずみずしい。オダヤカ。
自己主張が少ない」
良い人ではないか!と想像が広がる。
まぁ、梨に例えられた人と今まで会った事はないが・・。
「今度の担当者さん、ドリアンっぽいよ」と言われたら、
前の晩にいろいろ考えるだろう。


