経験はあるのではないだろうか。
中学生位の時、
陸上の走り高跳び用、
ブ厚いマットの上での、
プロレスごっこ。
あくまでも「ごっこ」なので、
暗黙の了解として禁じ手はあった。
お互い、殴る、蹴る、危険なシメ技等、
怪我をしてしまうような事はご法度。
プロレスごっこは、かなりの体力を使う。
僕は、派手な技、卍固め
しかし、これって、相手の同意を得ないと
かけれない技だ・・。
大体にして、相手が立っていてくれないと
成り立つワザではない・・。
これがもし、ガチでかけれるとしたら、オリンピックの
アマレスや柔道。または相撲で、とっくに一度くらい
見ていたっていい。演出がなければまず無理な
技だ。
プロレス技の「吊り天井」【引用画像】
これなんかは、さらに華麗な技だが、
シロウトでは相手の同意と
協力を得てもかけられない。
足腰が相当鍛えられていないと、
人をこんなに宙にあげられないものだ・・。
僕は友人のK君とよく、こんな事をして
遊んでいた。
しかし、上記のワザは結局一度も
キマらなかった。
ワザ名「フルネルソン」
さっきまで載せていたのに比べると地味だ・・。
しかし・・これは僕の同意なしでも
かけられてしまう。
K君は終始、この技一本化で
狙ってくる。 一度キメられてしまうと
スッポンのようにひたすら離さない。
「南京錠のK」と異名をつけていた。
上記のワザって、耐えられないほど
痛くもないし、苦しくもない。
だが、10分もこんな体勢でいると、
ウンザリしてくる・・。根負けしてしまう・・。
プロレスごっこでK君は地味だろうが
勝つという実利にこだわっていた。
よって、僕が大体ギブアップして
「ごっこ」は終わる。
K君は日頃、地味で小柄で温厚な性格である。
しかし、体は親譲りなのか、小さくゴツイ。
短い手足が太くて固い。
K君のフルネルソンにかかったら
誰も逃れられないのである。
一度、クラスで暴れん坊同志が
乱闘騒ぎとなったとき、K君は、
片側を例の技で封じ込め、冷静に
させた事がある。 それ以来、
暫くの間、K君は
「南京錠のK」から「Kロック」
に昇級していた。



