とある、歯医者さんの待合室で、
ふと目に入った本があった
「友達力」 親野智可等(おやのちから)
さん著書。
この方は、学校の先生で、生徒さんの
動向を観察されている。
新学期に例えば、ビジュアル的にも良く、頭もいい、
更に面白くてスポーツ万能の子供がいたとする。
当然その子はクラスでの人気者となり、
友達も沢山増える。
しかし、2学期、3学期になるにつれ、
その子の取り巻きは激減していったと・・。
生徒さんの話によれば「OO君は、ドッジボールの時だって
自分で勝手にルールを決める。
目立たない子には冷たい・・。
なんて態度もとっていた。
何をとっても完璧に近いので
「我」が前面にでてきてしまう。
学期が進むにつれOO君と一緒にいる生徒は
2~3人になっていた。
そして先生は言う。実は友達関係とはいつも
一緒にいるからって必ずしも仲が良いとは
限らないんです。 案外地味なグループにいる
目立たない子がクラスで一番信用を得ている
場合が多いんです・・と。
そういった子の抜きん出ている部分は
「思いやり」だそうだ。
例えば、音楽の時間に友達が笛をなくしてしまった。
みつからない・・。
他の生徒はもう音楽室へ行っている。
でも、その生徒(A君としよう)は
チャイムがなっても一緒に笛を
探してくれた。
遅刻して叱られる事を覚悟してであった。
そして、子供の中には何度でも同じ失敗をする子が
いる。忘れ物とか、あまり話を集中して聞けないとか・・。
でも、そのA君は「だから、前に言ったじゃないか!」
とか「同じ間違いを繰り返さないためにも、放っておくのが
本人の為だ」と思わない。
丹念に話を聞き、相手が変わる時が
来るまで忍耐強く待つ。
見上げた子供だ。
その子は、現在でも仕事、スポーツ、
面白さ、ビジュアル面で
飛びぬけた部分はないが、卒業してからの
友好関係はとても広くて深く、
様々な分野の方から信頼されているという。

