町内会長さんで
黄一郎へ相当な
関心を持っている方がいた。
頻繁に見に来ては、
「どこで買ったの?」
「いくらだったの?」
と聞く。
そして「この毛並みと色がスバラシイんだよなぁ」
と感心している。
黄一郎はオトナになってから飼った
トリなので、人慣れしていない、
しかし、町内会長からしてみると
常に鑑賞していていたい対象物のようだ・・。
逆に人慣れしているより、
鑑賞物としての興味が深い。
よって僕が「宜しければ差し上げます」
と言った。
オカメとの相性も悪かったせいもあるが、
ここまで黄一郎に執着しているオッサンは
世界に一人だけと思い、黄一郎の今後の
将来の為にも差し上げた。
おっさんは最初は「信じられない!」顔をしていたが、
事態を理解すると、幸せこの上ない後姿で
帰って行った。


