酒を飲んで、ハメをはずすといった話しはよく聞く。
ハメをはずしすぎた人、ハメをはずしすぎた人を
目撃してしまった人もいるだろう。
僕の中で印象的だった知り合いでは
「リンダリンダ~♪」を歌いながら
カラオケバーからマイクを持ったまま
夜の巷へ消えていった人。
また別の知人は、出張中、夏の夜、
飲んでいる時間は午前様となっていた。
「今日、俺は歌い明かす」と
彼が突然宣言した。
僕「いやいやいやいや、もうホテルはすぐ
そこなんで、入室してから冷静に・・」
と言うが、彼は路上の「植栽」の上から
ガンとして動かない。
幾度ものナダめにも聞く耳持たず、
動かなかった。
「まあ、夏だし、死ぬこともないだろう」
「酔いが覚めればホテルへ帰るだろう」
と僕は、見限りの気持ちとなり、
先にホテルへ一人戻った。
ホテルの部屋へもどると少し
、暑くて窓を開けた。
彼の絶唱がホテルまで聞こえるではないか・・。
それは
「星条旗よ永遠に」
2時間位は聞こえた。
ナゼにアメリカ国歌なんか・・。
次の日、彼の体は植栽の枝で薄キズだらけに
なっていた。

