『”元少年A” 手記出版の波紋』という番組がテレビで放送されていました。
いろいろと考えさせられる内容のものです。
ここで、その一つ『真の贖罪とは何か』について、少し触れてみたいと思います。
本当の意味での『贖罪』とは、分断している状態を失くす事。
加害者が自分と他者を分断した状態では、他者の気持ちを考える事ができないままでいます。
つまり被害にあった人の気持ちへ寄り添う事ができなければ、自分が相手に何をしてしまったのかすら、きちんと理解できていないのです。
もし自分が加害者でなく被害を受ける立場だったなら、どう感じるか?
もしも、自分と他者とを分け隔て、相手の立場に立って考えるという事ができなければ、加害者はやってしまった事柄に対し、『こんな悲惨な事は二度と起きてはならない』という心境へ至れないわけです。
母との出来事で、私が小学生だった時に、こんなエピソードがありました。
母はある宗教団体にはまっていました。その母の命令で、兄と私はその宗教の新聞を近所の家々へ配るという作業をやらされました。
団地に住んでいたので、一階から五階まで駆け上がって、数十棟へ。
子供ながらに変な事をやっていると思っていたので嫌なものでした。
それが10年くらい後に、テレビの中でまったく同じ事を子供へさせている親が映っていました。
母は「まあ、なんていやらしい事を子供にさせる親だろうね!」と悪態をついたので、私はびっくりしました。
私「自分だって同じ事させたじゃない」
母「何言ってるのっ! あんたたちのためを思ってさせてたんじゃない!!」と逆ギレです。
つまり、母は自分の感情を認識しても、客観的に見れないのです。
これまで『母のトラウマを解放』の(1)~(4)へと、母の事を紹介してきました。
今の母は、このような攻撃的な性質についてほとんどおさまっていて、これはとても良い事なのですが、ただ、まだ他者の気持ちによりそうまでには至れませんでした。
かつて、母は占いをやっていました。最初は知り合いの人たちから頼まれ見てあげるようになり、それがやがて口コミで広がって多くの人から占いの依頼を受けるようになりました。
結構、人に役立つアドバイスもしていました。
これがずっと続ける事ができればよかったのですが、母自身がやってはいけない事へはまっていったのです。
バブルの頃、母は占いで見て金運の強い知り合いのおばあさんを誘い、一緒に株を買い始めました。
父や私は大反対でしたが、母は忠告に対しまったく無視状態です。
この女性とは別に、他の人も、母からけしかけられ、株を買っていた人がいます。
結局、大損した人のうちのひとりから母は訴えられそうになったのですが、父がその埋め合わせをしてしまったのです。
父は、母を叱るという事はありませんでした。
でもむしろ、この時 誰かに訴えられていたら、母は自分のした事を振り返る事ができたのではないだろうか。と、思うのです。
おそらく、この時から、きっと占いの仕事が来なくなったのだと思います。
それと同時に、母は一人の霊能者へもはまっていきました。
そして、暇になったその心の埋め合わせのためか、今度は別のものへとはまってゆきました。
『日本経済破綻』などといった物にはまり、本を一度に数十冊買ってはいろいろな知り合いへ送ったり、相手に不安をかりたてるような事を言って、たんす預金しろとか、非常事態のための物品も繰り返し送るようになりました。
予定通り経済破綻が起こらないと、今度は別のパニック話をかつぎだします。
霊能者の予想や、いろいろな本を読んだり、今度は超氷河期が来るとか言って、カセットコンロのボンベを数十本送りつけたり、いずれもはずれそうになると、また別のものへ。
私が知る限りでは、最後は富士山大噴火へと。
非常に多くの人へ物を送っていました。
重くて処分に困る荷物というのは、気分を滅入らせるものです。月に何度も送られてはたまったものではありません。
こんな異常な事が20年以上繰り返されました。
なぜ母がこんな事を繰り返すのか?
まわりの人から注目を集めたいからです。人の気を惹きたいからです。
『あなたのアドバイスのおかげで本当に助かりました』と人から言われたいためだったのではと思います。
これは、自分の欲求を満たすために他者へ依存している行動です。
他者を巻き込んだり、危害を加えたり。
ストーカーやいじめなどといったものも似たようなものです。自分の心の中の不満のはけ口として、他者を巻き添えにし利用しているので、加害者には依存的性質が大きいと思うのです。
今回、母と向き合い、母へこうした事も思い出してもらいました。
自分がひとり暮らしをしている老人だったとして、人からの強引な勧めで、財テクの世界へ巻き込まれ大損してしまったらどう感じるか?
どんなふうに傷つくか?
ともに考え、母ならどう感じるか考えてもらいましたが、被害を与えた人たちの気持ちへ十分に寄りそうという感覚が希薄だなという印象を受けました。
私自身も、この件について十分な時間も取れず、少し急ぎすぎてしまった所もあるなと反省しています。
でもまあ、ゆっくり進歩してゆくのもいいものです。
今回の母との対面で、母は最後まで誰かにしがみついていたいという気持ちは消えませんでした。
誰も面会に来てくれないとか、ぶつぶつ言っていました。
そんなはずはないのですが、おそらく霊能者から見放された事がショックのようです。
母からかなりの嫌がらせえを受けてきたにもかかわらず、母の面倒をたくさん見てくれている義理の姉や両親を面会するように勧めてくれた兄へ感謝です。
父へももちろん会ってきました。
いろいろな真実を教えてくれた叔母にも会って来ました。
以前に、祖父と祖母の写真を見せてもらえないかと頼んでいたので、たくさん写真をもってきてくれました。
叔母は兄や私の写真も持ってきてくれていました。
母は、私の写真を全部(3枚だけ残していました。そのうちの2枚は兄が中心に映ったものです)捨ててしまっていたので、私が自分の小さい頃の写真を見たのは初めてのようなものです。
しかし、幼い頃の自分の写真を見て、私「えっ! ‥‥」
ショックです。
もっとましだと思っていたのに、あまりのぷっくら顔!
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