
高く跳べば、水中で泡がたくさん生じます。
この泡がたくさんなほど『かっこいい!』という象徴になるらしく、メスに見てもらうためでもあります。

でも、それだけではないのです。
イルカの体は流線型。
しかも体表は滑らか。

水中ですばやく動き、泳ぐことに適しています。
ところが、この体に貝や寄生虫といった付着物があると、水の中で邪魔な『抵抗』が生じてしまいます。

これでは、サメなどに追っかけられた時にスピードが落ちて危険です。

そうならないように、イルカはジャンプして体表に付いた汚れを海面へぶつけ落としているのです。
迅速な動きができるように

つまり自分らしく行動するためにジャンプが必要なのです。
こうした事を、人間のトラウマに少し当てはめてみたいと思います。
虐待、DV、いじめ、恐怖などから生じたトラウマは『心の汚れ』ともとらえています。
人は、自分では受け止められないほどの精神的な衝撃を受けた時、思わず『自分を維持』するためその時の感情を感じないようにしてしまいます。
無意識に、心の奥へ隠してしまうのです。
たとえば、こんな状況をイメージしてみれば、理解できると思います。
日常的に親からひどい虐待を受けている幼い子どもの場合…
親がたびたび激しく浴びせてくる否定的な言葉に対しいちいち深くダメージを受けていては、自分を保つことすら困難です。
そこで、自分で処理できないほどの感情を感じないようにして、何も無かったかのようにふるまったりします。
そうやって切羽詰まった状況を切り抜けることができたわけですが、こうした事は本当の意味で『乗り越えた』と言えるわけではないのですね。
では、感じないようにじてしまった、封じ込めてしまった『本当の気持ち』や『感情』はどうなってしまったのか?

ネガティブな感情は心の奥深くに押し込めて、蓋をしてしまっています。

そして、この潜在意識の奥へ溜まったままの感情は、不思議なことですが、どれほど時間が経過しても消えてなくなる事はないのです。
心の奥深くへ封じ込めてしまったものは『心の汚れ』となって、やがて本人の感情や思考、行動などに影響を与えるようになります。
これがトラウマです。
トラウマは私たちが生きてゆくうえで『抵抗』を生じさせるわけです。
だから、受け止められる時期が来たら、きちんと蓋を開け、感情を外へ出してあげなくてはならないわけです。
イルカのジャンプのように、汚れを取り除いて、自分らしさを表現し生きてゆくために。
次回は、『トラウマの形』についてとなります。
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