『 ある時は
気負って 大いに力んでみたり

ある時は 困惑して
ひどく しおげたりしながら

私は
私なりに
人生の真実を求めて 一生懸命歩いて来た積もりですが

筆は
冷酷なまでに厳しく
貧困で醜い私以外の何物をも
表現してくれませんでした

これが
今日までの全てであるかと思うと
恥ずかしさで 一杯です

芸術は
所詮人間の表現である


という昔からの言葉が今更の様に身に沁み渡ります


今は
自分の裏側にある醜さ
他人に見せたくない己の汚さ
未熟さの一切をさらけ出して 皆様の御批判を仰ぎ
謙虚に明日への出直しをするつもりです 』



相田みつを



相田みつを氏が三十五歳の時に 個展を開催するにあたり
残した言葉です


私が相田みつを氏の書に出会ったのは
小学生の頃でしょうか…


あの頃むずかしく思った言葉も
幼い解釈で感動した書も

今の私には またその時々で違った解釈を受ける事ができます


相田みつを氏は
実に人間らしい
戦争で最愛の二人の兄を無くし
懸命に生きる事を支えにしつつ
それでも溺れない程の自制心を持ちながら金も名誉も肩書きも 女も 一通りの青年の欲を
…男の性を 経験し
悩み苦しみ失敗し
何度もつまづいたから
人の心に響く短い詩や書が生まれたのだと
だからこそ人間くさい相田みつを氏が大好きなのです



私は その 詩や書の中に勝手ながら感じさせて貰っています
三十五にして
自分の醜さ汚さをさらけ出しますから
どうぞ自分を批判して下さい
などと
言う所が ただ者じゃない! と

また

自分の書に自分自身をさらけ出している …書が自分です!

逆にいえば
とてつもない自信に満ちた言葉です


奇麗事は誰でも語れます
体験したからこそ
人生を語れるのだと 私は思うのです


芸術は所詮人間の表現なのです!

痛いところ
つつかれました(笑)


日日是好日


(^∀^)ノ日日是好日-101029_0923~010001.jpg


どんなに 卑下されようが
最後に真実にたどり着くように
生きていきたいです

嵐の日には
嵐の中を…