クルーズ4日目「バーベイド島」

(バルバドス島)

 

 

とうとう、バーベイドに来た。

たまごのおじいさんとおばあさんが

以前に頻繁に来ていたという島。

今日の天気も最高!

一ヶ月遅れの誕生日カードを

たまごママに渡した。誕生日ケーキ

 

今回の旅のセーリングに次いでメインの

海ガメツアーは午後からの出発だったので

たまごと私は探索に出かけた。

バーベイドでは私達の船は免税店とかがある

メインビルからかなり遠くに着けられて

そこから送迎バスでメインビルまでいく。

送迎バスが何本も出ていたが

一度に何千人もの観光客は乗せられない。

私とたまごは徒歩15分と言われたので

歩いていく事にした。

今日のバーベイドは青空と白い雲が

まぶしい。

 

 

私は冷蔵庫用のマグネットを買ったり

ポストカードを買ったりし

たまごは

スパイシーなBBQソースを買っていた。

さすがたくさんのクルーズ船が停まる

バーベイドの港。

お土産屋さんの種類も豊富で

マグカップや夏のドレスまで買ってしまった。

 

それからまた歩いてクルーズ船まで帰る。

今まで、港の奥まで船が入っていたので

船まで遠いのは初めて。

今日ギリギリに帰って来たら

絶対乗り遅れるなと思った。

 

船が遠くにみえる

 

クルーズに降りたり、乗ったりする時は

初日にもらったカードをスキャンする。

降りた乗客が戻って来たのを確認するためと

外部の人が侵入するのを防ぐため。

そして、手荷物を空港のように

X線でチェックされる。

武器や凶器の持ち込み防止なのかも

しれないけれど、主に見つかっていたのは

酒類の持込だった。

クルーズの中でのアルコール類は有料。

外からの船への持込は制限されていた。

それでも、島で売っているお酒類は

船内より格安なので

何度もお酒を持ち込もうとしている人が

見つかって怒られているのを目撃した。

 

それなのに、たまごはこのバーベイド島で

ラム酒を買いたくなってしまったのだ。

「クルーズに持って入れないから

空港で買おうよ」と言ったが

こういう時、たまごはなぜか頑固。

バーベイドで買ったラム酒を

持って帰りたいらしい。

「没収されたらそれでいいから…」と

お店の人にどれがいいのか聞き、

バーベイド産の12年もののラム酒を買った。

私は、没収されるより

怒られる方が嫌だなと思った。えー

 

船に帰るといつもの様に、

X線にカウンターに荷物を通し

クルーズカードをスキャンされた。

たまごのバックはスキャンされて

係員は「アルコールシャンパン」と言った。

やっぱり見つかった。

「荷物の中にアルコール入ってますか」って

尋問され始めた時、

もっと重大な問題が起きた。

たまごが持って下船したクルーズカードは

たまごのカードではなく、

たまごママのカードだったのだ。ガーン

本人のカードを持参していないと

クルーズに乗せてくれない。

でも、下船する時にもスキャンしているので

確認ミスはセキュリティー係りの方にも

あると思ったが、

この場は反抗せず、言うことに従った。

セキュリティーの人は私は通してくれたので、

部屋までたまごママを探しにいく。

この時ばかりは私達の部屋が

一番下の階だったことに感謝した。

私は階段を駆け登り部屋に帰ったが

たまごママと子たまごは部屋にはいなかった。

どうやら11階のブッフェに行ってたようだ。

テキストメッセージで事情を説明し

部屋に戻るように伝える。

その間、たまごはセキュリティーに一人残され

最大限に善良差をアピールしていた。

セキュリティーのボスは女性だったらしく

そのおばさんセキュリティーの人に

「クルーズ初めてなんです汗

「お母さんの誕生日クルーズなんです」って

無実をアピール。おねがい

そのセキュリティーのボスは

日本好きだったようで、

たまごが日本に行った時の体験談まで話し、

おばさんはたまごの罪を許してくれたようだ。

 

たまごママとみんなで

たまごを迎えに行った時は

おばさんとかなり打ち解けていた。音譜

たまごのカードをチェックして

セキュリティーの人はたまごを解放してくれ

「今度から気をつけてねラブラブ」って笑顔で

送り出してくれた。

えっ、これで一見落着?びっくり

たまごが持ち込もうとしていた

ラム酒のことはすっかり忘れられていたのだ。

(もちろんたまごは覚えていたけれど)

まさかのラッキーハプニング。

こうして、たまごは

バーベイド産のラム酒をバーベイドで購入し、

クルーズに持ち込みに成功した。笑い泣きシャンパン

これ、計画的な密輸入だったら美しすぎる!

 

さてさて、メインの海ガメツアーは

バスでカタマランヨットのハーバーまで行き

そこからカタマランヨットに乗り

海ガメが餌を食べに来るところまで行く。

どうやら、餌付けをしているようだ。

カタマランヨットは本日2台目の

ツアーなのに、たくさんの参加者がいた。

 

私はカタマランヨットでは、

船先のネットのところが好き。

ネットに寝そべると真下の海が見える。

風と波をきってながらカタマランヨットは進む。

 

 

このヨットはパーティーヨット。

音楽がガンガンかかり、ドリング飲み放題。

お酒は亀の後に出してくれるそうだ。

 

しばらくいくと海ガメが現れるという浜まできた。

他にも海ガメを見にきているツアー船がいる。

「あれも海ガメツアーの船だけど、こっちの

船の方が豪華。飲み放題だから!」って

船のアナウンスで流れる。

バーベイド人は陽気だ。

 

海ガメが見れるかもしれない海では

ライフジャケットとシュノーケルの

道具をかしてくれた。

足に付けるフィンは海ガメを

傷つけてしまうかもしれないので

ここでは着用しないそうだ。

海はそんなに深くなく

海の底の砂が見える。

そして小魚が泳いでる。

こんな素敵な海が地球にあることに感謝。

しばらく神秘的な海にうっとりしていると

向こうの方から「海ガメがいるよ」って

呼んでいる声が聞こえた。

やった!念願の海ガメに会える。

 

海ガメは中くらいの大きさの亀が一匹

私達に会いに来てくれた。

可愛いラブラブ。すっごく可愛いラブラブ

家で緑カメを飼っていた時、

すごく凶暴そうな顔をしているなと

思っていたけど

海ガメは可愛い顔をしていた。

そして私たちのツアーの人があげる小魚を

ぱくっ。ぱくっ。って食べる。

かわいいラブラブ 可愛すぎるラブラブ

海ガメを見れて良かった。

この感動をバケットリストにしてくれた

たまごママにありがとう。

 

海ガメ君は私達の周りをかなり長い間

行ったり来たりしてくれて

みんな海の中を覗き込んで楽しんでいる。

あっちに行ったり、こっちに行ったりする

海ガメを追っているうちに

足が甲羅に当たってしまった。

キャー硬い。(当たり前だ)

本物だ。本当に実現していると

つま先が感じた瞬間だった。カメ

 

海ガメ君は誕生日ガールのたまごママの

ところにもちゃんと挨拶に行ってくれたようだ。

 

私達は海ガメに別れを告げ

バーベイドのビーチに行く。

ほどんどのカリブ海の島では、ホテルや

リゾート会社がビーチを所有しているため、

一般の人がそのビーチに入ることはできない。

でも、バーベイドのビーチは全て

バーベイド人の物と決まりがあり

ホテルが所有できない仕組みらしい。

今日は、高級ホテルのビーチに

連れて行ってくれるらしい。やったぁ爆  笑

でも、ビーチにある椅子とかは

ホテルの物なので座らないようにと

注意された。

 

しばらく行くとヨットは白いホテルが建つ

ビーチでスピードをおとしていった。

素敵!ホテルビーチ!

ところが私達のヨットはビーチに着く前に

止まった。そして

「ビーチまではここから泳いでください」って

言われた。えっー泳いでいくのかい!?

いくらどこのホテルのビーチでも

お邪魔できるといっても、観光ヨットを

浜につけられるようには整備されてなく

浅瀬にはヨットはいけないので

泳いでのビーチ観光だった。

でも、せっかくのホテルビーチ。

私達は「ヌードル」という浮いて

つかまるための物をかりて

70歳のたまごママと一緒に

ヨットからビーチまで泳ぐことにした。

 

 

せっかくだからビーチの写真も撮りたくって

私は携帯電話を片手に上げ泳ぐ。

「電話を濡らせないから、溺れても

助けられないよ。」と家族に断言して。

 

ホテルビーチの砂は

小麦粉みたいにふかふかさらさらしていて、

体ごと砂に埋もれたい。

今まで行ったことのあるビーチの中で

一番綺麗な砂浜だった。

 

たまごママも大喜びで

はしゃいでいるたまごママの姿をみて

親孝行したなと思った。

 

 

 

それから出発まで、ヨットのまわりで

ビールを飲みながらプカプカ浮いていた。

 

 

帰りのヨットでは、ビールとラム酒が出され

このパーティーヨットは、どんどん

酔っ払いツアーヨット化していった。

音楽に合わせて踊ったり、歌ったり

酔っ払って立てなくなる人までいた。

いつもおとなしいカナダ人達が

酔っ払ってパワーアップしてしまい、

カナダの国歌の「オーカナダ」を歌い

しまいには脱ぎだす人までいて

陽気なアメリカ人やバーベイド人に

引かれていた。爆  笑

たまごママはそんな酔っ払い

カナダ人に紛れて踊っていた。

さすが、ヒッピー時代を生きた人だ。

 

今夜はホテルのレストランでも

誕生日の歌を歌いながら

ロウソクがのっているケーキを出してもらった。

一ヶ月遅れの70歳の誕生日、おめでとうラブラブクラッカー