クルーズ1日目「セントキッツ」

 

 

 

徒然なるままにたまご。

クルーズ1日目に最初に訪れた島は

カリブ海の小さな独立国の

セントキッツネイビス連邦

 

 

熱帯雨林と火山の小さな二つの島に、

ビーチや温泉がある島国。

世界遺産「プリムストーン・ヒル要塞」もある。

今日は、クルーズから下船して

遠くへは行かず

お土産など買い物を少ししようと思った。

 

 

クルーズを降りると

沢山の観光客で賑わっていた。

私達の船の他にも

クルーズが停まっていて、

巨大クルーズ2艘から

何千人もの乗客が降りてくる。

お土産屋も地元バスの勧誘の人も

この時ばかりと活気づく。

 

バスの観光案内の勧誘の人が

次々と私達を

「バスで島を回らないか」と

勧誘してくる。かなりしつこい。

でも私達は、病人を二人も連れていたので

明日に備えて今日はおとなしく

買い物だけにしてクルーズに

戻ることにしていた。音譜

 

 

Basseterreのお土産街の様子

 

まずはお店をはしごしながら

カリブ海のお土産を見る。

たまごは早速、露店のバーに

ビールを買いに行った。

朝からさっそくビール。ビックリマーク

休暇を満喫したいようだった。

と思ったら、3本も買ってきた。ビックリマークビックリマークビックリマーク

3本で5ドルとお得だったらしい。

別にいつもは

お得セールとか気にしないのに。

絶対、3本買ってくる口実だと思った。ニヤリ

えっ、でもどこで飲むんだ?

そしたら、たまごはビール瓶のまま

立ち飲みしだした。

それは、ちょっと休暇を

満喫し過ぎではないか!汗

 

 

カナダでは公共の野外の場所で、

お酒を飲めない。

いつもは、公園とか街中の道で

飲んだりできないので

外で飲んでもいい場所に行くと

たまごはやたらと興奮してしまう。音譜

 

「一本飲む?」と勧めてくれたけど、

断った。(私の母が知ったら気絶する)

でも、一人で3本も持ち歩いている

たまごを可哀想だと思ったのか

優しいたまごママは、たまごに

付き合ってあげることにした様だった。

 

たまごママは生まれて初めて

ビールを瓶のまま飲み歩きした。

(させられた)あせる

「70年生きていて初めての経験」

と言っていた。爆  笑

人生70年目にしてしなくてもいい

体験をしたたまごママだった。

(しかも病み上がり)

 

その間、

私たちは色々なお土産店を見て、

マグネットやポストカードをみた。

この露店のビールは

待たされる旦那さんのために

あるのかなと思った。

いろいろなお店に付き合わされても、

たまごは地ビール片手(両手はてなマーク)に

ルンルンだった。

なるほど。周りをみると、

ビールを片手に待たされている

男性がけっこういる。

夫婦円満のサポートをしている

地ビールのようだった。爆  笑

 

 

サントキッツの波止場には

サルを連れている人がたくさんいる。

「一緒に写真をとらないか」と

観光客めがけてサルをのせてくる。

「あーサル好きのたまごは

このお兄さんのいい獲物になるな」と

思っていたら、たまごが断った。

えー!サルきちがいのたまごが、

サルと戯れるチャンスを

自分から断ったとビックリ。びっくり

 

この島には

アフリカからペットとして連れてこられた

サルが野生化して繁殖しているそうだ。

でも、この繁殖したサルくん達は畑の果物や

野菜を荒らす害敵になってしまった。

島国では、島内で生産する食べ物は貴重。

そして、長い間砂糖産業が

栄えていたこの島では、サルくんは

厄介者になってしまったのだ。

島政府が山で餌をやり

農作物の被害を減らそうとするが

増えてしまったサルの被害は

なかなか抑えられず、

結局は捕獲され動物実験の為に

国外へと売られていったそうだ。

今、街中で見られるのは

観光用に飼育されたサル。

 

生まれてすぐに、

母サルから引き離されると

飼育係りを母親の様に頼るそうだ。

そうして、観光客と一緒に写真を撮る

モデルサルくんになる。

 

そんなサルくんを

たまごは可哀想だと思ったのか

喜んで飛びつかなかった。

でも帰りにすきを見せた瞬間、

サルを無理やりのせられてしまった。

可哀想な歴史があっても、

子ザルは可愛かった。恋の矢

 

 

 

賢い子ザルたちは、

頭や肩にのるとご褒美の

餌をもらえるのが分かっていた。

いつも檻の外から眺めているサルくんに

さわれてたまご達はうれしそうだった。

 

サルくんと戯れたまご

 

クルーズに帰ってから

豊かな自然の美しい景色と

なんだか取り残された様な

古い町並みを眺めていた。

 

この島は昔は、

カリブ人が住んでいた島だったそうだ。

でも、イギリスとフランスの植民地化後に、

カリブ人は大虐殺され、

生き残ったカリブ人も

島を追放されてしまったそうだ。

島を勝ち取ったイギリス人と

アフリカから連れてこられた奴隷が

その後、島の住民になった。

そして、独立後は国民のほとんどが

アフリカから連れてこられて人の子孫。

 

この島はどんな想いで

人々の争いや悲しみを

見守ってきたんだろう。

 

 

そんなことを考えながら船のデッキで

望郷に果てている時、たまごは

また一人で船を抜け出して、

地ビールを飲みながらぶらぶらし

教会をスケッチしていたらしい。

(知らなかった)爆  笑

 

サルくんマグネットとたまごのスケッチ

 

カリブ海は

今も昔も来る者全てを魅了する。

そしてその美しさや宝のせいで

長い間、略奪が行われていたのだろう。

 

今では、奴隷制度の象徴の

砂糖産業はなくなり住人は

観光産業を主に生活しているそうだ。

そう思うと、あの嫌だなと思った

しつこいバスの勧誘の人達にも

「頑張れ」って応援したくなった。

 

山に下りる夕日を見ながら、

この島を追放されたカリブ人

そして残されたアフリカ系住民や

サルくんが、このカリブの海で

自由に幸せに生きていることを願った。

 

 

今夜はベットにハートの鳥が

プレゼントされていた。ラブラブ

 

 

明日もきっといい日だ。