新調のジーンズに春来たりけり   尾池 和夫

 

 「氷室」四月号より(2026)

 

尾池主宰の俳句は、年齢を感じさせない不思議さがあります。

とても若々しい一句です。

 

春に向けて、新しいジーンズを求めた作者。

その出番がやってきました。

新しいジーンズを履いて出かけた、暖かな日。

昨日と同じ場所が、まるで違って見えます。

春の息吹を感じます。

すべてが新しくなりました。

そして、

新しい自分を発見します。

心にあるのは、希望、計画、目標・・・

その思いを象徴するかのように、

新調したジーンズをまとっている自分を詠み、

「春来たりけり」と宣言しました。

この「春」は、自分自身です。

大きな希望を感じさせる一句ですね。

 

ブログ担当者のsaladは、

尾池和夫先生の弟子です。

希望に満ちた一句を詠みたいと願っています。