good night to u

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ひと粒の籾(もみ) が地に落ち、それが何万倍にも実るという縁起のよい日のことをいう。
この日、めずらしい日でもなく、
一カ月のうちに数度、その日があり、今日、25日もその日に当たる。

何事を始めるにも良い日とされ、
仕事始め、開店、種まきなどにこの日を選ぶ人も多い。
ただ、借金には不都合とされる。
何しろ何万倍にもなる日というのだから。


知人から、中国土産の茶碗をもらったことがある。
「北宋の時代のものらしいのだが、、」
価格は、聞かなかったが、
頂戴したものは、結構な木箱入りで、
開けてみると、茶色の釉薬(うわぐすり)が施された茶碗。

裏を返すと、釉薬のかかっていない高台(こうだい) の部分は、
赤茶けた土色をして、微細な欠損があり、
そこに、出土を思わせる黒い土が付着していた。
素人眼にも「推して知るべし」というところだった。


こういうものもあるが、
先日のアメリカでのニュースに、
「 3ドルで購入した碗がオークションで220万ドルで落札」と出ていた。
ニューヨーク州での出来事で、
近所のガレージセールで3ドルで購入したものを鑑定依頼したところ、
中国、北宋時代の茶碗と判断された。
欠損もなく、完全な形であったため20万ドルはするだろうということだったが、
オークションにかけると、なんと220万ドルにもなったと言う。


3ドルが、220万ドルでは、一粒万倍どころの騒ぎではない。
かの茶碗は、
万倍になることもなく、キャビネットの隅にひっそりと佇んでいる。