私が経営コンサルタントをやりたいと思ったきっかけはこの一言です。
「志水さんのアドバイス通りにする。いい会社にするから手伝ってよ!」
銀行時代の取引先社長の言葉です。
こういう経緯です。
銀行の支店で融資課長をしていた時のこと
取引先のアパレル会社の社長から、土地を買いたいからお金を貸してくれという依頼がありました。
ところがその会社は売上の半分以上も借金があって、会社として不安定な状態。
私は悩んだ末、会社をよくするためには融資を断ったほうがいいと判断しました。しかも断るだけでなく、良い会社にするために会社にアドバイスしたいと考えました。
広尾の本社で社長とサシで話をしました。
「お宅の会社は借金が多すぎる。会社のために融資は断ります。借金が
多い原因は、イタリアの工場がお金を垂れ流しているからです。これを閉めるるべきじゃないですか」
しかし社長の反応は、「イタリアの縫製工場はいいものを作るんだ。ヨーロッパテイストを大事にする私の原点だ」
議論は完全に平行線。3時間やってお互いヘトヘト、最後はむっつりして別れました。
会社に戻ってからは「ちょっと言い過ぎたかなあ。」と不安な日を過ごしました。
それから1週間後、社長から電話がありました。
「志水さん・・・・・(ドキドキ)・、志水さんの言うとおりにするよ。土地は買わない。イタリアの工場も閉鎖する。いい会社にするから協力してよ」
ああ、よかった!ほっとしました。
相手のためを思って親身にアドバイスしたことが受け入れられた喜びが一気に湧いてきました。
実際、社長は僕のアドバイス通りに実行し、会社の業績は見違えるようによくなっていきました。
と同時に、私は自分が一番やりたい仕事はお金を貸すだけでなく、会社にとっての最善策を考える経営コンサルタントだと感じ、いつか起業することを心に決めました。
その後銀行を退職し、3社でCFO最高財務責任者を11年務め、会社経営の厳しさを身をもって体験すると共に、お金を借りる側の苦労も味わいました。
最後の会社は再建途上の会社でしたが、「会社の中にいては本当のことを直言できない」と感じ、成長をサポートする財務戦略パートナーとして独立しました。
企業理念は「経営課題を社長と共有し、会社成長のために共に歩む」です。
会社には様々な成長ステージがあり、そのつど大きな壁に突き当たります。資金調達の壁、目標管理の壁、事業展開の壁の壁など、それぞれの段階ごとに、今までの経験を活かして成長のお手伝いをします。