昨夜、一番落ち着く中華料理屋に行って、半額のビール3杯と、モツ、麻婆豆腐で、ひとりで呑んだ。

ひとりで食べて飲んでいると、それ以外のことを考えないから、一番気が安らぐ。

ビールを1杯飲み終わるところで電話が掛かってきて仕事の話をしだす。そのうえ、関係のない身の上の心配話までし始める。帰宅途中で仕事はこちらは終わっているのにどこまで非常識なのかと適当なところで相槌を止めて電話を切る。ため息を吐く。

 

自分は変わった人から好かれる。自分が変わっているからだろう。友達としてはいい。だけど、異性からも同様に、変わった人から好意を抱かれることが多い。そして自分が好意を持つ人にはその意思が全く一方通行になってしまう。それぞれが異なるベクトル方向に向いている。もし、ベクトルが向き合うような関係があったら、もしかしたらそれは奇跡なのかもしれない。

 

今朝、起きて外の空気を取り入れようとドアを開けると、肌寒い。おとといの夜、外に出た時も、寒かった。季節は秋になろうとしている。

こういう季節の変わり目、特に、夏から秋になるとき、それまで暑かったのが少し冷え冷えとした空気にかわるとき、それまでの温和だった空気感がピリッとした緊張感を持ち始めるとき、妙な懐かしさを感じる。

冷えた風が織りなす空気感が頬や腕に当たると、過ぎ去った昔のことが妙に懐かしく思い出されて、しばしば呆っとしてしまう。毎年感じるこの切ないような感情が、その時々の思い出とともに反芻して走馬灯のように頭を巡っていく。そうして、その時々に、節目としてこの時期を選んで新たな道を選び始める。