西麻布の小さな古ぼけた文房具屋さん | coolmi

西麻布の小さな古ぼけた文房具屋さん

雨が降る中シャッターが半分閉まったままの入り口に店主らしきおじいさん。
閉店してるのかなぁと傘をさしたまま少し中を覗くと営業している様子。
言われるままに傘たてに傘を畳み入れました。
埃が積もった少しさびた白い鉄の傘たて。。。

周りを見るとまるで映画のセットみたいな曇りガラスのショーケース。
その中に、手書きの値札つきの古典的な文房具が少しずつ。

「すみません、水引のついた封筒、ありますか?」
私は持ってきた封筒を取り出して、
こういう封筒を探しているのですと店主に伝えました。

「ん~、ありますよ。ちょっと待っててね。」
そうして店の奥のレジの横の棚から出してもらった水引の付いた封筒を、
私は確かめました。

***

お茶かなにか始めるの?
私は今俳句をやっているよ。
だいたいね、何でもやってみるといいの。
やってるとそれなりにはできるようになる。
昔はこれで戦争もいったのよ。
すごい訓練なの。でもできちゃう。

人生はやなことばっかりなの。
でも勉強するとたのしくなる。
自信もつく。
どこ行っても恥をかかなくなる。

自分に投資をすると豊かになれる。
まぁ。頑張って。

簡単に言うとそんなことを言われました。

***

そういえば私の茶道の先生はこんなことを言っていました。

何にもなくなっても、
無くなることが無いものを身につけることができるのは
すてきなことよね。

どんな方かはよく知らないけれど、
素敵な先生かもしれない、と思いました。
本を2冊貸していただいたので、
次のお稽古までに読み終えたいと思います。