千葉県内にあるDIC川村記念美術館に行きました。


レンブラントの自画像が大きくラッピングされたバス、

東京駅八重洲口から300mほど離れた場所にある京成バスの乗り場から、千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館まで運行している高速バスです。


京成バス停


9:55東京八重洲口を出発して、高速道路を走って約1時間で美術館到着。(片道1,450円です)

帰りのバスの時刻を確認すると、

15:29発の一本しかありません。


JRと京成の佐倉駅までは、無料送迎バスが1時間に2本運行されているようです。


佐倉駅行きのシャトルバスはこちら。



まず、ロータリーにある小さなブースで、入場券を購入。


美術館の周りは長閑な地域で、何もありません。

ランチできる場所は、美術館の敷地内のレストランしかなさそうです。先にレストランに予約することに。


レストラン入り口


11時過ぎ、レストラン内にはすでに多くのお客様。どうやら団体さんらしいです。「本日は予約で満席です」と言われて途方に暮れていると、今ならお席がありますと。ちょっと早いけど先にランチにしました。



森に囲まれたレストランは広々として明るく開放的です。窓の外にあるのは大きな枝ぶりの立派な桜の巨木です。桜が満開の頃にはさぞ美しいことでしょう。


反対側の壁には一面に大きな鏡。

壁向きの席からも外の木々が感じられる工夫。



¥2,000のカジュアルコースをいただきました。

前菜盛り合わせ


豚ととうもろこしのフリッジ。

食後のコーヒーも付きます。


ゆっくりランチを楽しんだ後、美術館へ向かいました。


レストラン棟


ここもレストランの一部です。

広々としたお庭を一望できる特等席です。





白鳥が泳ぐ大きな池と、池のほとりには見事なねむの木。


珍しい形の美術館です。



エントランスには、和紙で作られたアート作品のような美しい照明と、ステンドグラス。


2階から見るエントランス


展示室内は撮影禁止なので写真はありません。

一つ一つの展示室が広々として贅沢なつくりになっています。展示室の大きさの割にお客さんは少ないので、とてもゆっくり鑑賞できます。


まず最初の展示室では、大きなシャガールの作品が目をひきます。他に、17世紀のレンブラントによる肖像画、モネ、ルノワールら印象派絵画、ピカソなどの西洋近代美術を観賞できます。また他の部屋には、戦後アメリカ美術、彫刻など幅広いジャンルの作品が展示されています。


パンフレットから


この美術館の目玉は、ロコスの部屋

川村記念美術館のオフィシャルサイトからお借りしました。


照明を落とした薄暗い部屋の全ての壁には、赤茶色の大きな作品が展示されています。

部屋の真ん中にはゆったり座れるソファベンチ。

そこに座って、ずっと作品に魅入る人たち。

マーク・ロスコの世界が初めての私には難しくて理解できませんでしたが、、、


ご興味ある方はこちらへ↓




ただ今開催中の特別展は、『カール・アンドレ 彫刻と詩、その間』

アメリカのマサチューセッツ州出身だそうです。



川村記念美術館は、森に囲まれた広大な敷地内にあります。そのお庭をゆっくり散策するのも魅力ですね。


DIC総合研究所を囲むように緑豊かなお庭が広がっています。




池の反対側にある立派な藤棚の下から美術館を撮影。



紫陽花が咲き誇る散策路をさらに進みます。



広々とした広場で出ます。


広場の前には、トイレもある休憩室とテラスもあります。中には飲み物の自動販売機も。


お弁当を持ってきて、ピクニックもできそうです。

帰りのバスまでの約4時間半もの時間、飽きることなくゆったりと過ごせました。

緑豊かな静かなところを訪れたい方にお勧めですね。