以前はたま〜に歌舞伎座へ行って楽しんでいました。





2019年9月が最後です。その翌年コロナ禍になり、それどころではなくなりました。やっとコロナが落ち着いて、エンタメにも活気が戻ってきましたが、いろんなものがどんどん高くなり歌舞伎座のチケットも例外なくガーン

それ以来歌舞伎座には足を運んでいません。


最近、その代わりスクリーンで、歌舞伎を楽しんでいます。

『月イチ歌舞伎2024』



実際に舞台での公演を映像にして、毎月1作ずつ上映されます。

全国各地の限られた映画館で上映されます。


上映劇場一覧


チケット代は通常の映画より少し高い¥2,200ですが、大きなスクリーンで見る歌舞伎は、生の舞台ではよほど前方の席でないと分からない繊細な表情の変化や役者の飛び散る汗まではっきりと見えてとても迫力があります。



5月の最終日に滑り込んで観てきたのは、中村勘九郎、中村七之助、尾上松也らが共演した『三人吉三』(さんにんきちざ)

(2014年6月シアターコクーンで上演)


次世代を担う人気歌舞伎役者とジャンルを超えた俳優たちの共演です。

俳優の笹野高史の 若手歌舞伎役者たちにも負けない熱演にも驚かされました。コクーン歌舞伎ならではの演出も見応えがありました。


スクリーンで観るこのシネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台の熱気が伝わる中、映像ならではの演出でさらに迫力が増し、圧倒されました。臨場感もたっぷりです。



そして、6月は『桜姫東文章 上の巻』

7月は『桜姫東文章 下の巻』(2022年4月歌舞伎座で上演)

片岡仁左衛門、板東玉三郎の36年ぶりの競演で話題になった人気演目です。さぞ艶やかな舞台が期待できることでしょう。


後は、道成寺、連獅子、め組の喧嘩、と続きます。


どれも是非観たい。

毎月一度はシネマ歌舞伎へ行くことにします。


ちなみに、こんなに素晴らしいシネマなのに、劇場はいつもガラガラです。あまり知られていないのでしょうか、、、

歌舞伎にあまりご縁のなかった初心者、歌舞伎は高額で敷居が高いという方々に是非お勧めしたいですね。