私の誕生月の先月、娘とホテルニューオータニの最上階でランチした際、すぐ目の前に見えた迎賓館。
その後ネットで調べてみたら、見学できる⁉️
で、行ってみました。
四ツ谷駅からすぐです。
高くそびえる正面ゲート。
この脇にあるのは出口専用。
入り口はぐるっとまわります。
この先に入り口があります。
案内マップ
入ってすぐのテントで手指消毒して手荷物検査を受けます。そしてチケット購入。
チケットは、庭園のみ、庭園と洋館、庭園と洋館と和風別館、とあります。
和風別館『游心亭』(ゆうしんてい)を見学するためには事前予約が必要なので、私は庭園と洋館のみ見学できるチケットを購入。
館内は写真撮影できないので、写真ありませんが、入館する際に立派なガイドブックがいただけます。
ここはかつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所で、明治の時代になり皇室に献上され、仮皇居などが設けられました。
戦後になり国に移管され、国際社会との交流が活発になる中で、昭和49年に迎賓館として蘇りました。(ガイドブックの中から抜粋)
ガイドブックの中をちょっと紹介。
正面から見た全景です。
ヨーロッパの宮殿を思わせる立派な洋館です。
正面玄関・大ホール
赤い絨毯は中央階段から2階の大ホールへと続きます。
『朝日の間』
要人の表敬訪問や首脳会談が行われます。
『朝日の間』の天井画
朝日を背にした女神が左手に月桂樹、右手に手綱を握り、4頭だての白馬の車に乗り天を駆けています。
『彩鸞の間』(さいらんのま)
賓客が最初に案内される控えの間
『花鳥の間』
晩餐会が催される間です。
板張りされたシックな壁には四季の草花の中で戯れる鳥を表現した七宝焼きが30枚飾られています。そして、天井にも花鳥の絵が。
『羽衣の間』
正面にオーケストラボックスを備え、壁には和洋楽器のレリーフが装飾されています。かつて舞踏室と呼ばれた部屋です。歓迎式典や晩餐会の招待客に食前酒が振る舞われる他にも、演奏会が行われることもあるそうです。
以上、いただいたガイドブックからの抜粋です。
どの部屋も天井や壁の装飾、調度品、シャンデリア、すべて素晴らしいものです。世界各国から国賓を迎えるのに相応しい建物です。
ヨーロッパに行かずして国内でこれほど豪華絢爛な宮殿のような西洋館を見ることができるとは⁉️
洋館と言っても、あちらこちらに日本らしいモチーフが使われています。
例えば、
屋根の上には、鎧兜の武将の姿が。
また、前述の花鳥の間に飾られているのは日本の花と鳥の七宝焼き。同じく花鳥の間の食器棚の両脇にはつづれ錦織が張られています。
扉や壁などの装飾には、兜に日本刀とサーベル、和楽器と洋楽器など和洋の対比が随所に見られたり、また、菊の御紋、桐の紋章なども装飾に取り入れられています。
この素晴らしい洋館に溶け込んでいる日本らしいモチーフを探してみるのも楽しいです。
館内を見学したら裏に回って、主庭と噴水を見学。
この噴水も国宝です。
後ろに見える白いビルは、ホテルニューオータニ。
噴水から少し下がった先には広い庭園が広がっていますが、そちらへは入れません。かつての大名屋敷跡でしょうか。
再び正面玄関側へ回ります。
正面玄関の鉄の扉です。
ここにも上に菊の御紋、その下に二つの桐の紋章が見えます。
あちらこちらに素晴らしい造形を見ることができます。
この広い前庭には、コーヒーを売るキッチンカーと、テーブル席もあります。
スダジイ
そして、最初に見た大きなゲートまで来て、ここが出口になっています。
なかなか見応えありました。
公開されるスケジュール確認や予約などは公式サイトからできます。