緊急事態宣言下のお盆もお彼岸も都内にあるお墓に行けていませんでした。
緊急事態宣言解除になって初めての土曜日、お天気もよいのでお墓参りに行くことに。春のお彼岸以来半年以上あいてしまいましたあせるご先祖さまごめんなさい。

そして、渋谷Bunkamuraのル・シネマにも寄ってしまいました。
1年3ヶ月ぶりです。過去の記事は→こちら

鑑賞したのは『アイダよ、何処へ?』


映画の詳細は→こちら

わずか四半世紀前のボスニア紛争の実話を元に制作された凄まじい、メディアでは語られない全貌を私たちはこの映画から知ることができる。目を覆ってはいけない、未だに世界の何処かで似たようなことが繰り返されているのだからあせる
人間ってなんて愚かなんだろう。

教師のアイダは国連から派遣されてきた保護軍の通訳。対立するセルビア人勢力が侵攻してきて彼女の住む街は陥落。二万人を超える市民が避難場所を求めて国連施設に殺到するが、これ以上収容できないという理由で国連は冷徹にもゲートを閉めてしまう。彼女の夫と息子二人はゲートの外にあせる
ここからは、家族を守ろうと必死に交渉したり、死に物狂いで奔走する彼女の目線からストーリーが進んでいく。
セルビア人勢力は、国連軍と交渉して合意したふりをして、一方的に避難民の移送を始めてしまう。女性子どもと男性を分けて、家族を引き離してしまう。その後に待っているのは、、、、

そして、国連軍はセルビア人勢力の強引なやり方を止めることが出来ず、その現実を横目に撤退しようとする。彼女は国連職員としてリストに載っているので、一緒に連れ出してもらえる。なんとか家族も一緒に行かせて欲しいと必死に上官に頼み込むが、、、

なんとか家族を守ろうとあらゆる手を尽くし、必死に立ち向かっていくアイダの熱演に胸が締め付けられる。
しかしこれは作り話ではない。事実なのです。

25年以上経った今、米軍が撤退したアフガニスタンでは同じことが起きているのです。そこに置き去りにされた人々がいるのです。
今見るべき映画だと思いました。