COOLのチャンネル2(レモンちんのへそ天で失礼しまっす!) -164ページ目

一生に一度だけ 白(=‘x‘=)しっぽ編

集会が終わりひとり家路を急ぐしろ猫しっぽ
ブロック塀の上を器用に走りながらさっきの話しを思い出していた

しっぽ  「大猫にひとこと言えるってなんかドキドキするな~
      きっと俺はまだ何も言葉を発して無いはず
      このチャンスは大事にしないとな」

しっぽは集会の最後に聞いた「猫は一生に一度だけ大猫に一言話せる」ってなんの
根拠も無いふくろうの伝聞証言をまるっと信じ込んでいた
そしてなんかにやにやしながら家路を急いでいた

しっぽは家に着いた
道路に面した小さな窓が少し開いている
大猫の家で一緒に暮らしてるしろの為の出入り口だ
しろは走ってきた勢いそのままに弾みをつけてその窓に飛び込んだ

トン! 洗面台の上に軽く着地した
台から降りると犬のクッキーが走り寄ってきた

クッキー  「やあ随分と遅いお帰りだねww夜の散歩は楽しかったかい?」
しっぽ    「・・・。」
クッキー  「なんだよ~なんとか言えよ~冷てえなあ」
しっぽ    「早くねろ・・・。」
クッキー  「今まで寝てたからまだ眠く無いんだよ 今夜も集会だったんだろ
       いったいいつもいつも何を話し合ってるんだよ?よくそんなに
       話す事があるなあ 猫ってみんな暇なん?」
しっぽ   「それなりにねいろいろあるんだよ どっかの誰かさんが
       吠えまくるからうるさくてかなわんとかさ・・・。」
クッキー  「え それって俺のこと?」

クッキーはパグだ しっぽと同じように大猫と一緒に暮らしてる

しっぽは妙にテンションの高いクッキーが苦手だった
同じ家に同居してるとはいえあまり好きでは無い
まあ決して嫌いってほどでもないけど常に興味の対象外だった
そのときふと思いしっぽはクッキーに訪ねてみた

しっぽ   「おまえさあ~大猫の事をどう思ってるんだ?」
クッキー  「どうって?どういうことだよ?」
しっぽ   「いつも起きてる時はくっついて回ってるし頭なでられて
       しっぽブンブン振ってるし(尻尾ないけどさ)」
クッキー 「大猫?って馬鹿だなあ~猫じゃ無いよ~僕のパパとママ
       それに妹だよ」
しっぽ   「ば~か お前鏡見たこと無いの?大猫とお前って
       全然似てないんだぜ」
クッキー  「そんな事ないよ そっくりだよ 特に妹なんて俺と
        瓜二つくらいに似てるよ」


パグに似ている妹って・・・。

クッキー  「じゃあしっぽはどう思ってるんだよ?」
しっぽ   「そりゃあ決まってるさ 気の良い大猫さ 
       ちょっと鳴けばご飯もくれるし トイレも掃除してくれる
       器用な大猫だねww」
クッキー  「ちがうちがう器用な大猫なんかじゃないよ
        僕の家族だよ ば~か!」

クッキーは怒って鼻をフガフガ鳴らしながら洗面所から出て行った