学生時代の仲間と作った会社「ぐらんま」
忙しさにかまけて、事務所にしているマンションの一室が次第にうす汚くなってきたので、掃除と食事を作ってくれる家政婦さんを雇うことしにした。
筧さんというその人が来てから、部屋は次第にきれいになり、温かい夕食と夜食が用意され、時に殺伐とした雰囲気となる社内は次第に暖かいものになってきていた。
作り方を聞くと特に手の込んだものではないのに、なんでだろう「まずはこれ食べて」と彼女に出された一皿に箸をつけると心からほっとする。
特に食事の描写が好きなので、食べ物が登場しそうな作品を予約かけてます。
このお話もよかったです。
ラストに衝撃。
意外や意外にミステリー小説でした。
この作品をドラマ化するなら、家政婦の筧さん役は絶対に片桐はいりさん。
「鎖骨の高い、がっちりとした顔立ち、短く切りそろえた髪には白いものが交じっていた。女らしさをみじんも感じさせない」
という描写や、人をあんた呼ばわりしても嫌悪感を感じさせない雰囲気がぴったりだなーと勝手に配役決めてました
お話の中には私にも作れそうなメニューがあったので試してみたいと思います。
とりあえず辛ラーメンだな