
佐渡のジュニアバレーボールチームに所属する空良はチームメイトの玲たちと全国大会出場を目指していた。
6年生が引退し、5年生の空良たちがチームを引っ張ることになった日、転校生の大和がやってきた。
160センチを超える身長でネットの上からコートに叩き込むスパイクは物凄い威力だ。
大和がいれば全国に行けるかもしれない。
いつか見たプロバレーボールプレイヤーの北見選手のように「金色の羽」を持ったアタッカーになりたい!
そう思っていた空良に告げられた新ポジションは、まさかの・・・。
久しぶりの児童書は、大好きなスポ根モノ。
田舎のレアなスポーツチームってライバルがいないので即県大会なんてこともあるけど、練習相手もいないのでなかなか強くなれないものです。
そんな時に強力な新人がやってきたら、否が応でも期待は高まるのですが、大和はバレーの技術はピカイチなのに性格に難あり。
試合中も問題行動を起こしてチームの雰囲気は最悪。
でも、空良たちメンバーひとりひとりの助けや声掛けで大和も空良たち自身も成長。
その様子が丁寧に描かれていて、小学生にも読みやすい話になっています。
弱小チームに一人だけ強い子が入ってもたかが知れてるんじゃないかと思うんですが、そうでもないんですよ。
その強い子がチームメイトの他のメンバーのレベルも引き上げるんです。
私の出身高校もまた離島なんですが、私達の何級か下で春高に出たことがあるんです。
その時の監督の息子さんがスーパーエースでして、彼が島の子たちを春高に連れて行ったんですよね。
その時の一試合が今でもYou Tubeで見られるんですが、見たとき震えました。
まじでリアルハイキューですから!
で、その時のスーパーエース君は、その後、大学、プロチームと進んで、わりと最近、現役を引退したそうです。
40歳くらいまでプレイしてたんじゃないかな![]()
スポーツっていいですよね。
自分ができなくても見てるだけで力をくれる。
私は運痴なので特にそう思いますです!
あと、私もバレーやってましたけど、ほんとにまるで駄目でした![]()