久しぶりに読んだ小説です。

 

 

 

 

日本最王手IT企業「スピラ」の採用試験最終面接に残った6人の学生。

 

彼らは優秀で人間的にも魅力的な学生たちだ。

 

当初、最終面接は全員内定が前提のグループディスカッションの予定であったため、彼らは事前に共同で準備を進め親交を深めていった。

 

しかし、最終面接直前にスピラから言い渡されたのは、全員内定ではなく、たった一人の内定への変更であった。

 

今まで仲間であった6人がたった一つの椅子を奪い合うライバルとなってしまう。

 

そして、最終面接当日、会場には学生たちそれぞれのスキャンダルを暴く告発文書が置かれていたのである。

 

 

 

ブランチの読書コーナーで紹介されていて図書館に予約をかけていました。

 

お話は、主人公の波多野君目線で進んでいく…のですが、途中で一人称がよく分からなくなる場面があり、そこは読み進めていくうちに解消します。

 

結局、誰が告発文を置いたのか…という点を気にしながら読むことになるんですが、予想を裏切りに裏切られていきます。

 

スキャンダルの内容は、こんなこと事前に分かっていたら絶対内定なんて貰えないようなことがほとんどで、暴かれた当人たちの反応も酷いものでした。

 

しかし、その印象ものちに変わっていきます。

 

 

 

そして、最後の最後に残る疑問。

 

 

一番の嘘つきは誰だったのか?

 

 

 

就活生以外の方におススメする本です。