本屋大賞も受賞した児童文学作家上橋菜穂子さんの大作です。

 

 

上橋さんといえば、精霊の守り人で有名なファンタジー作家さんですが、この作品は何というか…

 

医療ミステリー?

 

歴史スペクタクル??

 

何というか…どんなジャンルに分類したらいいのかとても困ってしまう作品です。

 

主人公は二人の男。

 

戦士と医師です。

 

舞台は架空の時代の架空の国ではありますが、ずっと昔のモンゴルとかアジアあたりかなという感じ。

 

死の淵から生還した戦士は、偶然手にすることになった幼子を抱え、ただ平穏に暮らしたいと願っていました。

 

また、祈りによってしか病に立ち向かえない時代に、先進的な医療を用いて目に見えぬ病魔と闘おうとした医師は、静かに広がろうとしている病を食い止めようと必死でした。

 

そんな二人が出会った時、時代を揺るがしかねない、ある意味、細菌テロを阻止するために立ち上がります。

 

 

とにかく、国の対立、氏族の対立、登場人物とそれぞれの背景が複雑でなかなか難解な話ではありましたが、あまり細かいことは気にせずに、登場人物の気持ちを追いかけて読むことに専念しました。

 

元々、妹が好きな作家さん作品で、ファンタジー苦手な私はやや敬遠気味だったんですよね。

 

でもそんな私でも、苦手なぶっ飛んだ設定はあまりないなと感じたし、物語の世界をかなりリアルに読み進めることができました。

 

時間がある方におススメの作品です。