今日、借りてきた本です。

以前、図書館の読書講演会で紹介された本の絵本版です。

絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日 [ 坂本義喜 ]
¥1,512
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坂本さんは食肉センターに勤めています。

そこで、牛のいのちを「解いて」お肉にする仕事をしていました。

坂本さんはこの仕事がずっと嫌で、いつかやめようと思っていました。

ある日、坂本さんは息子のしのぶ君の参観に学校へ行きました。

その日は、子どもたちが親の仕事を発表する授業だったのですが、しのぶ君はお父さんの仕事を「普通の肉屋です」と発表しました。

お父さんの仕事を格好悪いと思っていたしのぶ君ですが、授業の後、先生にしのぶ君のお父さんが仕事をしてくれないと、肉が食べられない。
先生も校長先生も会社の社長さんだって食べられない。

しのぶ君のお父さんの仕事はすごいんだよと言われました。

その話をしのぶ君から聞いた坂本さんは、もうすこしこの仕事を続けようと思ったのです。


ある日、センターに一頭の牛が運ばれてきました。

その牛はみいちゃんといって、飼っているうちの女の子がみいちゃんと泣きながらお別れをしていたのです。

それを見た坂本さんは、みいちゃんを解くのがどうしても嫌で、翌日は仕事を休もうと思ったのです。


さて、みいちゃんは、坂本さんはどうなるのでしょうか?




今日、寝る前にみこさんに読んであげたのですが、聞いたあと、みこさんワンワン泣いてしまいました。

大好きな焼肉は牛の肉だと知って食べていても、牛をあやめて食べているという実感がなかったのです。

お肉もお魚もスーパーではきれいになった状態で売られており、そこに生き物の命を奪っているという情景は存在しません。


私たちは、沢山の生き物の犠牲のうえに生きているということを優しく教えてくれるお話です。