佐世保の事件…最近、報道されませんね。

事件が起きた頃は、神戸の事件が持ち出されたりもしました。



やっぱり親になって思うことは、我が子に人を殺めるような人間にはなって欲しくないということ。

それで最近、神戸の事件に関わる本を読んでいます。

加害者のご両親が書かれた手記と、加害者少年の矯正の記録を元法務教官でジャーナリストの草薙厚子さんが書かれた本を読みました。

少年A矯正2500日全記録 [ 草薙厚子 ]
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「少年A」この子を生んで… [ 「少年A」の父母 ]
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彼を残虐な行為に駆り立てた原因の一つは、彼の母親の厳しい躾と愛情不足であった…と私は読み取ったのですが、

どちらの本を読んでも、そんなに彼は厳しく育てられ、愛情が不足していたのだろうか?と疑問に思ったのです。

もちろん、ここに書かれていることが全てだとは思いません。

でも、彼の母親の育児が全く間違っていた…子どもを残虐な殺人鬼に育てるような育児であったとは思えないのです。

オリンピック選手なんかも、子どもの頃は、それはそれは物凄いスパルタで育てられたりした…なんていうのも、そんなに珍しい話ではないでしょう?

もちろん、厳しさの裏には愛情があって、それが伝わっているから、強靭な精神力で世界の舞台に立てるのだとは思いますけどね。

ごく普通の家庭で、彼のように育てられた子は少なくないと思うんです。

別に、日常的に虐待されていたわけでも、ネグレクトだったわけでもないです。


そうすると、途端に怖くなります。

もしかすると、私の育児もいずれはみこを追い詰めてしまうのではないか…。



完璧な人間なんていません。

完璧な育児なんてありません。

でも、お願いだから、人様に後ろ指さされるような人間にはなって欲しくない。

そのために私は、我が子の成長から目を離してはいけないし、おかしいと思ったら、すぐさま修正する敏感さ、柔軟さを持っていなくてはいけないなと思いました。


一般的に、犯罪をした人が刑務所に1年間入っていると200万円かかると言われています。

もちろん税金ですよね。


我が子がもしそんなことになりでもしたら、世の中に対して申し訳なくて、申し訳なくて。


だから、決めていることがあるんです。



もし、我が子が人様に顔向けできないような犯罪者になったとしたら、私は、我が子と一緒にこの命を絶つと。

そのくらいの覚悟で子どもを持って育てたいと思っています。