秋の行者そばまつりの際、駐車場がなくって、もう少し上流まで行った時のこと。
おぉ、こんなところに水場があるじゃないですか。(地図 )
「延命水 行者の泉」とあります。
(※ 水をテーマとするため、ここでは泉ではなく延命水と呼ぶことにします。)
行者伝説は、そばだけでなく、水にも受け継がれていた!
どんな水でしょう。
わかるでしょうか?左右にわかれて2か所から水が湧き出ています。
水質検査も、左右それぞれに行われていて、水質基準に適合するとのこと。
ただ、湧水を汲む際の常識として、菌の発生を100%防ぐことはできないため、このような掲示も。
新聞記事も掲示されており、記事によると、カルシウムなどの12種類のミネラルが含まれているそうです。
それでは、自己責任で飲んでみましょう。
右側は流量が少ないので、ちょっと味がします。気になるほどではないです。
左側は、十分な流量で、味もまろやか。
汲むなら断然、左がいいですよ。
そうこうしているうちに、近所のお母さんが声をかけてくださいました。
「どこから来たの?」
「松本からです。」(話が続かないので、伊那に住んでます、とは言いません。)
「この水、おいしいでしょ?持っていきなさいよ。」
と、ペットボトルをくださいました。
なんでも、この山の地主だとのこと。
ありがとう、お母さん。
車に戻って改めて試飲します。
ミネラル豊富とはいっても、味は至ってまろやか。
市街地からちょっと遠いのが難点ですが、なかなかおいしい水だと思います。
ここで私の評価です。
<くーる上伊那の視点> ※ 主に左側の水についての評価です。
1 水のうまさ 無味無臭。とてもおいしい。 (very good!)
2 流 量 十分な流量 (good!)
3 水質検査 毎年2本とも実施 (very good!)
4 交通の利便性 市街地から遠いのが難点。
5 伝 説 行者伝説から命名されているそうだが、エピソードがあるとなおよい。
6 説明書き 新聞記事が掲示されている。(good!)
小黒川上流という立地からしても、不純物が少ないことは容易に想像できます。
ドライブがてら汲みに行かれてはいかがでしょうか。 (momo)