暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものです。
やっと秋の話題が相応しい気候になってきました。
そこで我々は、9月21日、中川村に出張の折、赤そば畑に立ち寄ることを思い付きました。
その赤そば畑は、JR飯田線伊那田島駅のすぐ近くにあります。(地図 )
車で国道153号を南下した我々は、地元の方に教えていただいたとおりに「いげた屋さん」という食堂を過ぎてすぐのガソリンスタンドを右折し、すぐ左折、前沢川を渡ったところで側道から山に登ります。
後は一本道。
こんなところにあるのかな、といささか不安になりながら数分登ると…ありました。
こちらが赤そば畑です。
そば畑は一面ピンク色に染まっています。 (※ ピークに向けて、徐々に赤みが増していくそうです。)
どうですか?遠方の山々や木々とのコントラストが実に美しいではありませんか。
このそばは、「高嶺ルビー」という品種で、1987年に信州大学の氏原暉男教授(当時)が、ヒマラヤの標高3,800mのところに咲く、赤い花のそばを持ち帰り、タカノ株式会社(宮田村)と共同で品種改良したものです。
その花が真紅に咲くことから、高嶺ルビーと名付けられたんですね。
食べるそばとしては、特に変わった味がするわけではないので、観賞用として珍重されているようです。
ちょうどこの日は「赤そば花まつり」を開催中。
看板には「9月中旬から10月中旬」が開催期間とありますが、今年は10月8日(月)までとのことです。
出店では、地元の特産品の他、ソフトクリームなんかも売っています。
そして、会場入口には、こんな気になる看板がありました。
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中川赤そば花まつりにようこそ
私達、中川赤そば花まつり実行委員会はきれいな花を咲かせて皆様に喜んでいただけるよう、年間を通じて左の写真のような作業をボランティアで行い、企業や個人の尊い協賛金により第6回赤そば花まつりを迎えることができましたが種々の費用増により、これからもこの花まつりが続けられるようご来場の皆様にも事情をご理解の上是非ご協力を頂きたく誠に勝手ながらお一人百円以上の協力金をお願い致したいと思います。
どうぞ美しい花とアルプス、澄んだ空気の中でお楽しみ下さい。
中川赤そば花まつり実行委員会
委員長富永朝和
実行委員一同
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そうですか。100円と言わず、喜んで協力させていただきましょう。
赤そば花まつりといえば、ここ中川村と箕輪町が有名ですが、南方にある中川村の方が花が早く咲きます。
そろそろピークになりそうですので、今週あたり、のどかな田園風景を楽しまれてはいかがでしょうか。 (momo)
追記)いげた屋さんの店先には赤そばの幟旗が立っていました。
ひょっとしたら赤そばが食べられるのかも知れませんね。
<問合せ先>
中川赤そば花まつり実行委員会 事務局
080-1094-6774
中川村役場 商工観光係
0265-88-3001(代)