ほたる祭りに参加した私は、もうひとつの目的のため、歩行者天国を歩いていました。
普段行けないお店でほたる丼を食べるためです。
歩道に並ぶ無数の露店の間に、そのお店が見えてきました。
「鳥きん」さんです。
なぜ普段行けないのかというと、こちらは焼き鳥屋さんで、昼間はやっていないんです(涙)
「飲み物は?」と奥様が仰るも、ほたる丼のみ注文します。
この後、開幕式を撮影しなくてはならないんです。すみません。
外の賑やかさに比べ、お店の中は、もう一方が晩酌を楽しんでいるだけで、静かなもの。
ほたる祭りの合間に、休憩をかねて一杯やるのも一興ですね。
アルコールを注文しない居心地の悪さからテレビに見入っているうちに、いい匂いがしてきました。
こちらが、鳥きんさんのほたる丼(800円)です。
こちらの卵はゆで卵。そして、鳥は一切れ一切れが一口大に切られていますね。
あえてお聴きします。
「この鳥は唐揚げですか?照り焼きですか?」
「照り焼きですよ。」
肉を一口大に切り、衣を付けてタレを絡めながら照り焼きにしているんですね。
テンホウさんは唐揚げを使っていましたし、むうさんは胸肉一枚を衣のほとんどない状態で照り焼きにし、後から切って載せていました。いずれとも違う調理法です。
食べまーす。
おー、甘辛いタレが衣にまとわりついて、しっかりした味になっているので、ご飯がすすむ!
もも肉を使い、ややこってりした感じで、まさに照り焼きですが、後味にほのかな酸味も感じます。
今回の取材では、糖質抜きダイエットをしばし休憩。
今日もあっという間に完食です。
実はこのお店のご主人、河手欣哉さんは、「信州辰野ほたる丼の会」の会長さんであり、この3月、その上部組織である「信州・天竜川どんぶり街道の会」の会長さんにも就任された人物。
調理法を工夫され、調理時間の短縮や食味向上に取り組み、ほたる丼を盛り上げてこられました。
どんぶり街道の会においても、今後のご活躍が期待される方です。
その河手会長さん、耳寄りな情報を教えてくださいました。
私がかねてから興味を持っていた辰野町産のおいしい軍鶏、「ぎたろう軍鶏」を使った「軍鶏すき」(要予約)を提供できると仰るのです。
後日、ご紹介しますが、伊那市内で食べたぎたろう軍鶏は、歯ごたえがあり風味もよく、なかなかの食材でした。
当初、ぎたろう軍鶏は、ほたる丼に使うことも検討されていましたが、単価が折り合わず、一羽単位での卸しになるので、無駄なく使うことにも難しさがあり、使うことを断念されたそうです。
軍鶏すきですか。食べてみたいですねぇ。
次回は是非、伊那から電車で来て軍鶏すきで宴会をやりたいと思います。 (momo)
<鳥きん>
住 所 長野県辰野町大字辰野下辰野1669(地図
)
電話番号 0266-41-0010
営業時間 18:00~23:00
定 休 日 日曜日、祝祭日