朴葉(ほおば)というと、木曽では「朴葉巻き」となりますが、岐阜県では「朴葉味噌」が有名です。
山菜やキノコを味噌やネギと混ぜ、朴の葉の上で焼きます。
全国的には「朴葉焼き」とか「朴葉味噌焼き」といった方が一般的なようで、調べてみますと、岐阜だけでなく、結構いろんな地域で食べられているようです。
これが下伊那に渡ると「朴葉寿司」となります。
阿智村清内路では、朴の葉に包んだちらし寿司を学校給食で出していました。(今はどうかな?)
私もいただきましたが、素朴な山里のご馳走でした。
そして、肝心の朴葉巻きですが、木曽では5~6月にかけて家庭でも作られる最もポピュラーなお菓子。
米粉をこねて皮を作り、煮詰めた小豆あんを詰め、丸餅をつくる。これをひとつずつ朴の葉に包み、い草でしばって蒸します。
木曽地方では端午の節句の頃になると、柏餅のかわりにこの朴葉巻きを食べるそうです。
前置きが長くなりました。本題のほお葉祭りについてご紹介しましょう。
木曽路.comのページがとてもわかりやすくできています。
木曽路全域で開催されますが、この中で、私がかつて行ったのが、大桑村会場と木曽町会場。
大桑村会場では、朴葉巻きだけでなく、いわなの塩焼きや朴葉寿司が味わえました。どれも美味しかったです。
木曽町会場では、「田ぐち」さんや「宝来屋」さんなど、有名なお菓子屋さんが何軒もありますので、食べ比べしたり、知り合いに送ったりする、という楽しみがあります。
【木曽路の祭り発掘隊のブログ】 ほお葉祭りを振り返って1(大桑会場)
特に、今年の木曽町会場は、特設会場が上の段だそうなので、福島宿の古い街並みを散策しながら楽しめる木曽町会場を私はお勧めしたいです。
福島の街並みについては、木曽路名水探検隊のブログの「名水探検隊は今…」
から探してみてくださいね。
明日は、辰野町小野で開催される「小野宿市」をご紹介します。 (momo)