部屋の掃除や片付けをしていてふと思い出した。
亡くなった母は、
綺麗な部屋が好きではなかった。
ガンで闘病中介護している時、私が部屋をどんどん片付けていると何だか複雑な顔をしていた。
綺麗にしているのに嫌そうなのだ。
そして何度綺麗にしていっても、次に訪問するとまた散らかっていた。
そして母はポツリと呟いた。
「綺麗な部屋は落ち着かない」
そう言えば一緒に住んでいた頃、うちはいつも散らかっていた。モノで溢れ、色々なモノが積み上がっていた。
乱雑に色んなものがあちこちに置いてあった。
だけど父も気にしていなかったし、妹も更に散らかす張本人だから、私だけが汚い家の中がとても居心地悪かった。
今は当時の実家より全然片付いてはいるが、その母の血を引いたらしい娘は母と同じようにものを片付けない。
娘の部屋は治外法権なので関知はしないが。
そして両親共に他界したあと、一人暮らしの妹の部屋はまさにテレビに出る「片付けられない女」の部屋になった。
2ヶ月に一回は私が掃除するためにだけ通っている。
以前の記事にも書いたが、汚い部屋を汚いとも思わない人の心は簡単には変わらないのだ。
こうすれば片付く!とか
断捨離の方法!とか
部屋を綺麗に保つコツ!とか
そんなの
まずは汚いものを汚いと認識できない人には無駄なのだ。
片付かない人の特徴でもあるが、とにかく何でもくれるものはもらう。そして使わなくても捨てない。必要なものと不必要なものの区別ができない。使ったものを元の場所に戻さない。積み上がったものがタワーになってても気にしない。そのタワーが崩れてもそのまま。
床に散らばっているゴミや雑誌、カバンの上でさえ踏みつけて歩く。
そんな人にどんな方法を教えても綺麗になどならない。
断捨離も片付けも全ては元々できる人のものだ。
誰でもできるなんて幻想だ。
妹の壊滅的な部屋を綺麗に保てる神様がいるならお目にかかりたいものだ。