こだまでしょうか、いいえ、だれでも | COOL GRAPHIX

こだまでしょうか、いいえ、だれでも

「『遊ぼう』っていうと『遊ぼう』っていう。『ばか』っていうと『ばか』っていう。
『もう遊ばない』っていうと『遊ばない』っていう。そうして、あとでさみしくなって、
『ごめんね』っていうと『ごめんね』っていう。こだまでしょうか、いいえ、だれでも」


「やさしく話しかければ、やさしく相手も答えてくれる」



金子みすゞ童謡集『わたしと小鳥とすずと』(JULA出版局)
という本が品切れになるほど売れているんだって。

確かになるほどと思いました。

うちの子もこのCMあるたびに
真似してます。(^'^)


こんな時代だからこそ
人と人との繋がりが表現されているこの一文に
妙に惹かれるんでしょうね。

by SAB

$COOL GRAPHIX-わたしと小鳥とすずと



ー金子みすゞさんー
金子みすゞは1903(明治36)年4月生まれ。西條八十に才能を認められ、若き童謡詩人たちの憧れの星となる。23歳で結婚し、一人娘をもうけるが、夫から詩作を禁じられ、辛い生活ののち離婚。娘を引き離そうとする夫に抗い、1930(昭和5)年3月10日、26歳で短い生涯を終えたという。版元の紹介ページに写真も載っているが、ふっくらとした丸顔で少女のような雰囲気の人である。長らく「幻の童謡詩人」としてその作品は埋もれたままになっていたが、自らも童謡詩人であり、現在は山口県にある金子みすゞ記念館館長となっている矢崎節夫氏の熱意により再び世に送りだされることに。

本書は512編の詩がおさめられた『金子みすゞ全集』の中から、60編の詩を選んで1984年に刊行されたもの。3月11日の震災後、おもに書店からの問い合わせが相次ぎ、翌週の半ばにはすでに品切れ状態になっていたという。そこから5000冊の重版を決めたが、本に使う紙の多くが被災地の東北で作られているため現在は入荷待ちの状態とか。

『わたしと小鳥とすずと』は刊行以来27年目を迎え、累計部数は100万冊を超えるそう。今回の重版でなんと99刷目! みすゞの詩は小学校の国語の教科書にも採用され(来年度の掲載もすでに決まっているそうだ)、「子どもの教科書で読んでファンになった」という30~40代の人も多いのだそう。


大きな悲しみと失意に包まれている今の日本で、みすゞの美しくて優しい日本語がみんなの心を少しでも和ませてくれたら……と願はずにはいられない。