第一回全国小学生棋童戦全国大会(後編) | 日々精進

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棋童戦の続きです。

 

 

10:30 いよいよ対局開始、一局目です。

 

対局はアクリル板の衝立も用意されてました。

数も多いので手作りでのご用意も大変だったように思います。

 

対局風景

 

 

 

次男君は高学年側で対局

次男君対局の様子

 

 

 

その次男君、一局目開始早々からなにやら怪しい雰囲気アセアセ

低学年時は良くても悪くても淡々と指していたのですが、最近は感情が表情や動きに出るようになりました。

悪いときは、遠目で悪いことが見て取れます。

 

そして早々に投了。

62手、短手数での投了でした。

 

後で話を聞くと、青野流の相手に対し、受けを誤ってしまい、あとはそのまま潰されて負けたとのこと。

青野流は対策を講じており、しばらくは負けていなかったのですが、やはりこのクラスの青野流は違ったようです。

 

 

早々に初戦敗退の次男君でしたが、二局目は横歩取りで危なげなく勝ち。

 

 

三局目は、次男君矢倉模様に、相手雁木右四間飛車。

こちらは、がんがん攻めてくる相手に受けきれず、いい所なく終わったそうです。

矢倉対雁木は、昔よくやられていたのですが、一応の対策はとっておりしばらくなんとかなっていたのですが、

最近矢倉になることも少なく(角換わりが多い)、経験値が足らなかったですね。

 

青野流、矢倉に対する雁木とまた次男君の弱点が見えてきましたので、また勉強して対策を講じてほしいものです。

 

 

結果として、予選リーグは1勝2敗に終わりました。

なかなかこのクラスで上位に入るのは厳しいですね。

やはり激戦の県予選を勝ち抜いた各県の代表者は強い。

 

 

午前中三局の対局を終え、12時から13時まで昼食休憩に入ります。

築地本願寺周辺は、お寿司屋さん始め海鮮物のお店がかなりたくさんあります。

 

折角築地に来たので、私達は、築地本願寺から歩いて5分の「すしざんまい」で昼食をとりました。

 

すしざんまい

 

 

 

「すしざんまい」は、カウンターとテーブル席とありましたが、のんびり次男君と食べたかったので、

B1のテーブル席をチョイス。

テーブル席なので、紙に書いて注文するスタイルとなりました。

コロナ禍のため、客が少なかったため、注文するとすぐに料理が出てきます。

料理がすぐに出てくるために、1時間の限られた休憩時間でも割とゆっくり食べることができました。

 

いつも食べてるスシローとはやはり鮮度が違う。

ネタもそうですが、みそ汁含めてむちゃくちゃ旨かったです。

 

一部ご紹介(もっと頼んだのですが、写真撮り忘れてました)

 

 

 

さてさて、午後の部に入ります。

 

午後は、予選リーグで3連勝した高学年、低学年各6名によるトーナメント戦と、予選リーグ敗退者の交流戦(レーティング戦)が行われました。

始めは高学年同士、低学年同士で当たるのですが、低学年でもレーティングを上げていくと高学年と当たるようになります。

 

持ち時間5分、切れたら30秒という短い時間設定もうまくいき、1時から3時半までの時間内で数多くの対局ができました。

この交流戦でも上位レーティング者は表彰されるため、子供のモチベーション維持にもなりました。

また、レーティングが同じ程度の相手と当たるようにされていたこと、待ち時間を極力短くするようにするためにすばやく対局をつけるなど運営側の管理が徹底されており、感心させられました。

(事前準備を怠るとこの辺りの管理がぐだぐだになることが多い)

 

 

さて、次男君。

この交流戦では7局指し、5勝2敗となりました。

聞くと低学年の子にも2局当たり2勝とのことでしたので、高学年相手では3勝2敗。

予選リーグ入れると高学年との対局は4勝4敗の五分となりました。

 

しかしながら、このような全国大会で、合計10局も時計を使った真剣勝負ができたのは、大きな経験となりました。

他の子供たちも同様だったかと思います。

そういった意味でも棋童戦の運営側の視点が、敗退者含めた対局者ファーストであることに感心させられました。

 

 

さて、交流戦の合間にも決勝トーナメントは着々と進められます。

決勝戦は壇上での対局で、関係者以外は観戦できなかったので、内容はわかりませんが、当然ながら緊張感のある対局となっていました。

 

低学年の部決勝戦の様子(そばで加藤一二三九段が観戦されています。)

 

 

 

15時30分に高学年、低学年共に優勝者が決まり、15時40分から閉会式となりました。

 

 

まずは、結果発表です。

※表彰式の最中に本大会の指導対局に駆けつけて頂いた飯島七段からもご挨拶を頂きました。

 

入賞者は以下の通りです。(敬称略)

 

高学年の部

  優勝   西村晃太  小6 新潟

  準優勝 松本佳大  小6 滋賀

  3位   櫻井純之介 小5 静岡

  4位   阿久津颯人 小6 栃木

 交流戦

  優勝   梅内悠登  小5 岩手

  準優勝 高橋侑人  小5 兵庫

 

低学年の部

  優勝   尾崎篤泰   小3 千葉

  準優勝 井上岳    小3 奈良

  3位   飯田啓吾  小3 愛知

  4位   中西一稀  小3 兵庫

 交流戦

  優勝   吉川拓斗  小3 鹿児島

  準優勝 朝比奈潤  小3 静岡

 

みなさん、おめでとうございます。

激戦の中、このような結果を残されたのは素晴らしいことだと思います。

 

 

表彰式の様子

 

 

 

表彰式の後は、加藤桃子女流三段、横井さん、八代七段、加藤九段より本大会のご感想を頂きました。

 

最後に参加された子供たちを低学年、高学年に分けて写真撮影を行い、本大会を終えることになりました。

(16時15分頃に閉会)

 

写真撮影

後方左より飯島七段、八代七段、加藤女流三段

右手に加藤一二三九段

 

 

最後に、本大会を企画、準備、運営と中心となって相当のご尽力を頂きました事務局長の横井さん、マニュアル作りをご担当された宮沢さん、築地本願寺との折衝を行った井上さん、池田さん、その十数人のボランティアスタッフの方々に厚く感謝申し上げます。

 

私も今まで地域大会から全国大会まで数多くの大会に参加させていただきましたが、初めてとは思えないほどの運営力でした。

 

会場設備も充実していましたし、進行も円滑に進み、スタッフの方々が相当入念に打ち合わせ、準備をされてきたのだろうと推測します。

本大会が大成功で終えた裏には、こういったスタッフの方々の影の努力、支えあってのことだと思います。

(自己負担もかなりの金額だったことも聞いております。)

棋童戦、本当に素晴らしい大会でした。

 

 

私個人的は、次男君が初戦早々に負けてしまったのは残念でしたが、各都道府県の親御さん、アマ強豪の方など本大会で新しい方とも知り合いになり、楽しい一日を過ごすことができました。

またどこかでお会いできるといいですね。

 

 

では棋童戦の記事はこの辺で。

ここまで読んで頂き、ありがとうございましたニコニコ