父が入院してから生活が一変した。
しかし、何十年も途絶えていた父と息子の関係らしきものが、今回のことで再構築できてきたのもまた事実。
すべての出来事には意味があり、完璧なタイミングで訪れる。
感謝。
来週、大学病院からこじんまりとした病院へ転院することが決まった。
病院側からの最初の説明で、本人が「転院」を「退院」と聞き違えて早合点し、納得してもらうのに一苦労という一幕もあった。
転院先との面談であらためて予後数ヶ月の意味を思い知る。
容体が急変すれば、ドラマでよくあるような危篤状態が長く続くことはなく、駆けつけても間に合わないであろうことを覚悟してほしいと言われた。
かといって本人に苦痛を与えるだけの延命措置はしたくない。
生命あるものは誰もが死に向かっている。
そんな当たり前のことを再確認する。
私たちの大切な人は、明日も私たちに笑顔を見せてくれるとは限らない。
終わりを意識してはじめて大切さに気づくこともある。
可能な限り誠実であれ。
自分自身にそう言い聞かせる。
